お金を稼ぎたいと思っている人は
なんでお金を稼ぎたいのか、
考えてみてください。

お金を得てどうなりたいのか？

高価な時計が欲しい
フェラーリが欲しい
海外を豪遊したい
家族と旅行に行きたい
高級マンションに住みたい
老後の心配をしたくない
自由な生活がしたい

いろんな理由があると思います。

これらすべて、お金を稼ぐことが
目的ではありません。

お金を得ることで得られるものに
価値を置いています。

高価な時計やフェラーリという物
を持つことより、それを持つことに
よって得られる賞賛や羨望だったり、
自分への自信や愛を欲しています。

家族と旅行に行くのも
家族とともに過ごす時間や絆、
思い出や感謝が得られるから旅行に行きます。

お金はそれらと交換するためのツール。

本当に欲しいものはお金ではありません。

人に認めてもらいたいとか、
愛を感じたいとか、

お金で交換されたものを持つことで
得られる感情を本当は欲しがっています。

多くの人が「お金さえあれば」と
勘違いしていますが、それは

「お金さえあれば欲しいものが得られる」

という幻想の中にいます。

幼い頃から両親に褒められたことがなく、
結果が出ないとダメだったり、
テスト１００点取らないと怒られていた人が、

「しっかりお金を稼がないと」と稼いで
もっと自己顕示欲をあげたけど、
愛を感じられなくて鬱になる、

なんてことはよくあります。

お金があっても得られないものは
たくさんあります。

お金を稼ぎたいという時に、
年収1億円になるということを
目的にするのではなく、

なぜ年収１億円になりたいのか？
考えてみてください。

もしかしたら年収1000万円でも
いいのかもしれません。

そのお金が入ったら何ができるのか？
何が手に入るのか？

なんのためにそうなりたいのか？

自分の目的がはっきりして
腹に落ちると現実味が増して、
行動できるようになります。

夢物語のように
お金持ちになって世界一周したいなあ〜
と思っているのなら、
それは夢物語で終わってしまいます。

なぜならあなたにとってそれは
夢のままで十分だからです。

それを達成したいと腹に落ちていなければ、
日常に流されて「世界一周は無理だから
今年は温泉一泊にしとこうか」と
なるのがオチです。

また、がむしゃらに頑張って
年収１億円になったけど
一人ぼっちで誰も信じられないなんて
ことになってしまうのも悲しいです。

大きな夢を思い描くのは大事ですが、
なんでその夢を実現したいのか？

そこをしっかりと見てください。

人はやらなくてもいいことは
やろうとしません。

なぜするのか？

何のためにあなたは
お金を稼がないといけないのか？

が明確になると、
やる目的がはっきりして
やりがいも出てきます。

原田正文