自ら退路を断つ

原田正文です。

 

2020年東京オリンピックを控え、
東京は“禁煙化”が進んでますね。

すでに多くの飲食店が
禁煙になってます。

これを機に禁煙を決意する人も
多いんじゃないでしょうか?

 

ただ、
長年吸っていたタバコをやめるには
強い意志が必要でしょう。

 

もし愛煙家だった人が
本気で禁煙を決意するとしたら…

普通なら、
タバコを吸う人のそばには
なるべく行かないようにします。

目の前でおいしそうにタバコを
吸っている人を見たら、
決意が揺らぎますからね。

 

横に吸っている人がいれば、

「一本ぐらい貰おうかな」
「禁煙は明日からにしよう」

と思って、
つい一箱買ってしまった…

なんてことになるかもしれません。

 

だから吸いたい気持ちを
抑えるためにも、
禁煙を決意したなら
タバコの近くにはいかないはずです。

 

だけど極論を言えば、

タバコなんて吸わなくても
生きていけます。

 

もし法律でタバコが禁止されて
売られなくなくなったら、
手に入りませんから吸えません。

我慢する以外に選択肢はありません。

 

飛行機に長時間乗っている時など、
どうしても吸えない場合もそう。
吸いたい誘惑にかられても我慢しますよね。

 

ということは…

 

どんなヘビースモーカーでも、

吸えない環境なら
我慢できるってことです。

 

僕たち人間は
「逃げ道」があると、
ついそちらに走っていきたくなります。

 

ダイエットしようと思ったって、
目の前に美味しいラーメンや肉、
ご馳走を出されたら、
どうしても食べたくなってしまいます。

 

だから
自分が決めたことを続けるためには、

 

【退路を断つこと】。

 

禁煙するなら、
絶対にタバコが吸えない環境にいるとか。

ダイエットするなら、
なるべく食べ物を見ないとか。

 

これは僕からお勧めはしませんが…

「絶対に起業して成功する」
と決めたなら、

退路を断つために
「会社を辞める」という手もあります。

 

(ただこれは、
効果がプラスに働く人と
プレッシャーに押し潰されて
マイナスに働く人がいます。

そこはご自分でご判断を。)

 

やると決断し、覚悟ができた状態で、
退路を断ってしまえば…

もう進まざるを得ません。

そうやって自分を追い込むことで
普段眠っているパワーが発揮できます。

 

夢を叶えたい、
理想を現実にしたい、

と思いつつ、
なかなかうまくいかない人は
“逃げ道”があるからでしょう。

 

「今のままでもどうにかなる」
「そこまで本気じゃない」
「目的が漠然としている」

など動機が弱いと、
すぐ逃げ道を見つけて
現状維持を選んでしまいます。

 

あなたがそれを
「本当にやりたい」と思うなら、
退路を断つのは難しくありません。

逃げるラクさを知る前にやれば、
そこまで苦しくもありません。

 

そうやって敢えて自分を追い込むと、
思いもよらない力を発揮できます。

 

原田正文