人の器の大きさは“言葉”でわかる

原田正文です。

“言葉は精神の器”

といいます。

人間の心が
最も相手に届くのは、
自分が発する言葉。

だから言動は
“人となり”を表します。

言葉を発する時、
一番その声が聞こえているのは
自分自身。

自分の身体を通して
声を出していますから。

だから自分が発する言葉は
自分にも響きます。

乱暴な言葉ばかり使う人、
丁寧な言葉を使う人、
嘘ばっかり言う人、

それぞれの言葉が
自分の中でこだまします。

言葉がその人の精神となります。

自分の言動に責任を持つことも
すごく大事です。

その言葉を守れるか守れないかが、
その人のレベルになっていきます。

日本って、
自分自身を表す“一人称”の数が
異常に多いですよね。

私・僕・俺・自分・わし・
あたし・わい・うち・オイラ・
オラ・おいどん・我輩・小生・
あっし・拙者・手前…

どんだけあるんだよ、
と突っ込みたくなります(笑)

いっぽう英語は、“I”だけですね。

これは日本という国が、
【相手と自分の関係性を重要視しているから】
だそうです。

関係性を大事にする文化だから
言葉を使い分ける必要があり、

そのため一人称がたくさん生まれた、
と言います。

つまり、

そもそも日本語ってのは
「相手にどう見られるか?」を
すごく意識して作られているんです。

だから人の器やレベルを見抜くためには、

発している言葉と、
その言葉にどれだけ責任を持っているか?
注目するといいです。

言っていることは
口で言うだけですから、
誰でも言えます。

でもやっていることは、そうはいきません。

「スタイル良くなりたい」

って口で言うだけなら
誰でも言える空想です。

でもそのために
毎日欠かさず1時間ジョギングしてる、

ってなったら
人は認めてくれます。

言っていることとやっていることが
一致する人は信頼感があります。

逆に、一致しないと信用できません。
まず関わりたいと思いません。

だから僕は、

言っていることと
やっていることを
すごく見ます。

もちろん自分のことも。

言葉をすごく選ぶようにしてるし、
自分の言ったことには責任を持ち、
行動を合わせます。

まず自分の言葉には気をつけ、
発する言葉には責任を持ちましょう。

その覚悟をして言葉を発すると
“言ったからやらないといけない”
と思えるようになります。

これが習慣化すると、
言葉と行動とが一致するようになり、

人として価値やレベルが上がります。

原田正文