楽しすぎて退化してませんか?

原田正文です。

世の中、
なんでも自動化しています。

エスカレーターや
自動ドアなんかは
もう“当たり前”ですね。

自動で水が流れるトイレも
当たり前になりつつあります。

人はもうそれに慣れすぎて、

手動ドアの前で
じっと開くのを待ってしまうとか、
よくありますね。

家事ももう
ほとんどが自動化していて、

洗濯機・乾燥機、
お掃除ロボット、
食洗機、

そんな家電が
多くの家に普及しています。

それはそれで便利でいいですが、

むしろ便利になりすぎて、
人間の本来の機能が
“退化”しているのではないか?

と思うこともあります。

昭和の時代は、
根性やハングリー精神が
流行りました。

でも今はそういうのはウケません。

“できるだけ楽したい”
という風潮があります。

マーケティングでも
「楽して儲けよう」的なものがウケるので、

そういうコピーライティングが
わんさか出てきました。

「たった10分で50万円稼げる」
「寝ているだけで億万長者」

とか、見たことありますよね?

しかしそれももう飽和状態で、
みんなそういうのに見飽きてます。

しかしそれでも
“誰でも”“簡単に”
という類はまだ人気があります。

そういうのが売れるということは、
みんな楽したいんですね。

「苦労しろ」と言いたい
わけではありません。

ただ、

楽ばかり追い求めていては
成長できません。
何より楽しくないです。

働かなくていい、
毎日寝て暮らせる。

そういう楽を求めるかもしれませんが、
そんな人生なんて
面白味がないと思いませんか?

絶対にすぐ飽きると思いません?

苦しくても辛くても、
やりたいことができていたら
楽しいです。

楽ではないけど、充実しています。

手抜きの“楽”ではなく、
成長できるという“楽しみ”。

お手軽だけを求めていては
それは手に入りません。

本気で何かに向かえる。
全身全霊をかけることができる。

そういう“楽しみ”を求めましょう。

原田正文