原田正文です。
マシュマロテストというものがあります。
1960年代に行われた
自制心やセルフコントロール
についての実験です。
4歳の子どもたちの目の前に
マシュマロを1つ置きます。
そして、子どもたちにこう言います。
「これから席をはずすけど、
戻ってくるまでの15分間、
目の前のマシュマロを食べずに我慢できたら、
帰ってきたときにマシュマロをもう1つあげます」
部屋を出て、どうなったか?
という実験です。
すぐに食べたら、
2つ目はもらえない。
今食べるのを我慢すれば
2個目がもらえる。
悩みますね^^;
結果は、
1/3の子供が
手をつけなかったそうです。
さらに、
その後の追跡調査でわかったのは
「我慢して2個手に入れた子の方が
成績が優秀であり、
成功している」という話。
子供たちの経済的背景が関係している
という考察もありますが、
自制力やセルフコントロールができる人が
成功しやすいと考えられます。
目の前の誘惑に負けてしまうと、
その場の雰囲気や欲求に流されてしまいます。
そして本当にすべきことをしないままに
日が過ぎてしまいます。
大事なのは、
自制心を保つこと。
自分がやるべきことを
淡々とこなしていく自制心。
目の前の誘惑に手を出さないこと。
これを制御するだけでも
ずいぶんと生産性が上がります。
多くの人が
目の前の誘惑に負けるのは、
“絶対に達成したい目標”がないからです。
本気で達成しようとしていないからです。
毎日をなんとなく過ごし、
やりたいけど
いつかやればいいやと考えていると、
結局その場の雰囲気や
誘惑に流されてしまいます。
僕たちは
「本当にやりたいこと」
「心の底から叶えたいと言える夢」
があるなら、
何よりもそのための行動を優先します。
分かりやすいのが
ダイエットです。
中途半端な覚悟で
ダイエットを始めると、
目の前の誘惑に負けて
ついつい食べてしまいますよね。
食事や飲み会に誘われたら、
その場の空気に流されて
「まあいいか」となってしまいます。
本気で「ダイエットしたい」という
覚悟があるなら、
そんなことにはなりません。
何に自分を集中させるのか?
なんのためにそれをするのか?
自分の優先順位はなんなのか?
それが腑に落ちれば、
自制心は自然と生まれます。
原田正文