原田正文です。
「今年のゴールデンウィークは10連休!」
とあちこちで目にします。
大型連休を使って、
旅行に行く人も多いと思います。
ゴールデンウィークに
旅行の予約が殺到するのはなぜか?
と言えば、
観光地の良さとかホテルの良さとか
それが一番大事ではありません。
その旅行を通じて家族を喜ばせたいとか、
友達と思い出を作りたいとか、
旅行そのものが大事なのではなく、
その行為を通じて生じる
「人間関係」のほうが大事です。
つまり、ゴールデンウィークも旅行も
その手段でしかありません。
本当に手にれたいものは、
旅行中やその先にあること。
ご両親と旅行をするお客なら、
「静かで年配の方に人気ですよ」とか。
子供連れの家族のお客なら、
「遊園地や動物園がありますよ」とか。
ここを間違えてお客に
オススメをしてもピンときません。
旅行の内容よりも、
喜ばせるために一生懸命リサーチしてくれた、
と感じて相手に思いが通じるかもしれません。
目的地をどんなところにして、
どんな予定なら喜ぶか、など。
旅行そのものが大事というより、
それに付随するストーリーが
大事になってきます。
ハロウィンも、
みんなコスプレする服が欲しいのではなく
それを着てみんなとつるんで得られる、
「楽しい体験」が欲しいわけです。
商品やサービスそのものではなく、
それを通じてお客はどうなりたいのか?
そこからお客の生活がどう変化するか?
それが想像できて、
それを欲している人が多ければ
商品は売れることになります。
・高級感が好き
・昔からファンである
・使い勝手がいい
・値段が安い
・センスが合う
など、商品によって
お客が望んでいることはいろいろあります。
自分の顧客に合うものを
提供し続けるビジネスモデルが出来上がれば、
安定した利益を生み続けます。
原田正文