原田正文です。

セミナーとか
異業種交流会では、

何人にも自己紹介をして
せっせと名刺交換をする、
時間がよくありますが、、、

僕はあれが苦手です。

「人に紹介される人になれ」

と言う話をしたばかりだけど、
それは名刺交換がどうこう
という表面的な話ではありません。

何十人と名刺交換しても
家に帰ればもう誰が誰だか、
名刺を見てもわからなくなります。

そんな状態で、

連絡のやりとりがずっと続く人など
どれだけいるでしょうか？

フェイスブックで
繋がることも多いですが、

かといって
その後頻繁にやりとりをする
と言うわけでもありません。

「いいね」も最初だけだったり。

時には、

初めは丁寧に挨拶のメールを
くれたかと思うと、

そのあとに自分の商品を
紹介してくる人もいます。

興味があるものならいいですが、
唐突に宣伝されても
ただうざいだけです。

「なんだ、売り込みか」

と思います。

そうやって商品をアピールしても
誰も購入したいと思いませんし、

それを人に紹介したいとも
思うわけがありません。

突然、

家にセールスマンがやってきて
「これはすごくいい商品だから買ってくれ」
と言われても買いません。

それと同じです。

商品やサービス、人を
「紹介したい」と思うのは
どんなときか？

自分に置き換えると
すぐわかります。

あなたがすごく効果を感じたもの。
これはすごい！と感動したもの。
お世話になった人。

それは誰かに紹介したくなります。

逆に、

下心を持って人に近づくと
それはすぐにばれます。

お互いが腹の探り合いをして
「こいつをどう利用してやろうか？」
なんて考えていると、、、

自分が得することばかりを
考えているので、
うまくいかなくなります。

最初はよくても、
そのうちダメになります。

ギブアンドテイク、
もっと言えばギブギブ。

Win-winの関係になるには
どうしたらいいか？

どうしたら相手を
喜ばせることができるか？

相手の利益になりつつ、
自分にもメリットになる。
それはどんなことか？

あるいは、

自分が損をするとしても
相手のメリットになることは
ないか？

ビジネス上のメリットだけでなく
本気で相手のためになることをする。

「そこまでやるか！」

と思わせるほど真剣に向き合う。

そこまでできれば
紹介もすぐに生まれますし、
ビジネスパートナーも
すぐに見つかるでしょう。

姑息なことを考えて
人に近づいても、
深い人間関係は築けません。

お金に目が眩んで近寄ってきて、
無一文になったらそっぽを向く。

なんて人はゴロゴロいます。

そんな奴と付き合うよりも、
「金がなくなったら、俺のところに来い」
と言い合える関係があるほうがいい。

真剣さ、真摯さは人に伝わります。

「そこまでやるか！」
「あいつには敵わない！」

と度肝を抜かせられたら
大したものです。

根性あるやつだな、
と思われます。

人と同じようなことをしても
なかなか覚えてもらえません。

利用してやろうと思っていれば
それだけの関係しか作れません。

仕事に対して、
相手に対して、

本気で向き合い続けることで
信頼が生まれてくるものです。

原田正文