原田正文です。
あなたが持っている力の最大値が
100%だとした場合・・・
今、何%を発揮して
生きていますか?
ここで言う「力」とは
筋力だけの話ではなく、
問題解決する力とか
新たなことに挑戦する気力とか
機転のきくアイデアとか
トータルの力です。
人は、全力でやってるつもりでも
100%すべての力を
出しているわけではありません。
なぜなら、人間には
必要最低限の力でやっていこう
と言う本能があるからです。
100%を出す前に、
無意識にセーブしています。
「ぬるま湯生活」
と言う言葉を聞いた事はありますか?
熱すぎず、冷たすぎず。
そんなぬるま湯の中も、
心地は悪くないです。
強い刺激はないですが、
別に悪くもない。
それなりに心地いい生活が
「ぬるま湯生活」と言えるでしょう。
例えばこの時期は、
ぬるま湯に浸かっている状態から
外に出ると寒いです。
だから、
もうちょっといたい
と思って出るのをやめます。
そのままぬるま湯の中にいても
お湯は少しずつ冷めていきますので
いつかは出なければいけません。
でも、なかなか出る事ができません。
「出ると寒い、でも出ないと」
とウダウダと決心がつかず、
ぬるま湯に浸かり続けます。
普段人が持ってる力を
半分も出さず過ごしてしまうのは、
これと同じではないでしょうか?
「ぬるま湯生活が悪い」
と言いたいんじゃなくて、
人間なら誰でも
そう思うようにできてるんです。
100%の力を発揮した方がいい、
と頭ではわかっていても
つい現状維持に甘んじてしまいます。
何かいい話はないかな?
面白いことがないかな?
と待っていても、
いざチャンスが来ると
「ぬるま湯」から抜け出せない。
つい躊躇して出遅れます。
「火事場の馬鹿力」がなぜでるか?
それは、
「力を出さないと命にも関わる」
と言う絶体絶命の危機に
追い込まれているからです。
逃げ道はなく、
起こっている事に向き合うしかない。
と言う状態なら、
普段眠っている力が100%出ます。
その力は一時的に
外から授かったものではなく、
もともとその人が持っている能力です。
もうこれまでと腹を括ったとき、
本当に真剣にならないといけないとき、
絶対にミスが許されないとき、
思わぬ力が発揮できた・・・
と言う経験がある人も多いと思います。
100%の力は、
ぬるま湯に浸かっているうちは
出てきません。
普通に暮らしている時には、
必要ないからです。
僕だって例外ではありません。
僕は怠け者です。
自分を「やらざるを得ない状況」
に追い込まないと、
ぐうたらに過ごしてしまいます。
だから、常に自ら
ピンチに飛び込むようにしてます。
そして、それをチャンスだと思ってます。
限界を超えないといけない環境に
自分を持っていけば、
嫌でも成長せざるを得ません。
敢えて高い目標に挑戦したり。
自分を追い込んでいく事で
できるだけ100%に近い力を
発揮できるようにします。
そこそこ居心地のいい、
ぬるま湯に浸かりながら
成功したいと思っても
ダラダラ時間が過ぎるだけです。
まずはぬるま湯から出ると
決めること。
自分を追い込む覚悟をすること。
そしてできないと思う事に
あえて挑戦するといいです。
そうやって
普段は眠っている力をフルに発揮できれば、
必ず道がひらけます。
原田正文