なぜあなたは仕事をするのか?

僕たちはみんな、かつて赤ん坊でした。

何も自分ではできなくて、
お乳を飲ませてもらって、
おしめを替えてもらって、
そんな状態から始まっています。

寝返りをうてるようになり、
ハイハイをして立ち上がり、
自分で食事ができるようになり、
言葉を話すようになり、

そうやって大きくなりました。

みんな、最初は赤ちゃんでした。

そして大人になりました。

いろんなことを学んで
少しずつ前進、成長しています。

いろんなことができるようになりました。

でもやればやるほど、学べば学ぶほど、
できていないこと、知らないことが
たくさんあることに気づきます。

いつまでたっても至らないところだらけで、
いろんな人に迷惑をかけまくりです。

成長や学びに終わりはないです。
終わったと思ったら成長が止まります。

一生、学び続け、成長しつづける姿勢が大事です。

常に初心に戻り、「まだ何も知らない」こと
を知り、「俺は知っている」となっていた
自分の態度を反省して、また謙虚に学び始めます。

その繰り返しです。

僕たちはみんな最初は赤ちゃんでした。
何も知らないまっさらな赤ちゃん。

よくぞここまで成長したものです。

そうなるにはお母さんか誰かが
抱っこしてお乳を飲ませてくれたんです。

どんなヤツだって大人になっているなら
誰かに育ててもらえたってことです。

一人では何もできなかった。

育ててくれた人がいるから
今の自分がいる。

そう思うとなんでもやれる気がします。

何もなかった赤ん坊の自分が
今こうやってここにいます。

究極の原点に戻れば、
みんな、赤ん坊だったってこと。

今までいろんな人のお世話になり、
どうにかこうにかやってきたってこと。

そう思うと、ホント、感謝です。

自分の実力やがんばりもあるけど、
自分一人では生きてこれなかった。

「自分が、自分が」ってなっている時は
苦しいです。

自分にベクトルが向いているから。

そんな時には、育ててもらった恩や
お世話になったことを思い出すといいです。

僕が苦しかった頃は、
自分が稼ぎたいと思っていた時。

全然うまくいかなかったです。

でもお客様のためとか、社員のためと思うと、
がんばれます。

無償で見返りもなく育ててくれた両親や
親切にしてくれた人たちの顔を思い出すと、
もっとやろう、もっとできると思えます。

どうやったら自分が人の役に立てるかを
考えて行動していけば、それがビジネスに
なることもあります。

人は誰でも人の役に立ちたいって思っています。

一生かけても返せないであろう恩は
人や社会に貢献していくことで
返していけたらと思います。

原田正文