起こったことは起こったこと

人は誰でも間違いやミスを犯します。

でもそれは成長のきっかけとなります。

なんでそうなったのか?
どこをどう改善したらいいのか?

を考えることができます。

「すみません」と反省するだけでなく、
再び同じことが起きないように
見直しをしたり、対策を練ることが大事です。

フィギュアスケートなどのスポーツ
を見ているとわかりやすいです。

演技の最初の頃に、ジャンプに
失敗してしまったとしましょう。

そこからいかにリカバリーして
最後まで平常心で演技できるか?

これはとても大切なことです。

ミスを犯して、それで動揺して、
それをずっと引きずってしまえば、
その後、いい演技にはなりません。

練習時であれば、どこを改善すれば
転ばずに済むかと自分の演技を省みます。

ただ闇雲に練習すればいいというもの
ではありません。

身体が間違った動きを覚えているなら、
何度練習をしても間違った動きのままで
練習していることになります。

それをまず改善しないことには
同じミスを繰り返します。

自分のミスを顧みなかったり、
自分は悪くないとそこから逃げたり、
人のせいにしていたら、また
同じことを繰り返します。

ミスや失敗をずっと気にして
引きずってしまうのも良くありません。

上司に怒られた、仕事でミスをした、
彼女に振られた、財布を落とした、

なんでもいいですが、
うまくいかなかった出来事に対して、
いつまでもくよくよと引きずる人がいます。

「あの時こうしていれば…」と
思ったところで後の祭りです。

その思いを引きずっていると、
その後のパフォーマンスにも影響します。

起こったことは起こったことです。

それを後悔し続けるより、
起こった出来事にどう対応していくのか?
そちらを考える方が大事です。

「失敗するものか!」と一生懸命に
なってしまうと緊張してしまい、
やはりパフォーマンスは下がります。

完璧にこなさなければいけない
と思ってしまうと、失敗することは
恥ずかしいことだと感じて、
今度は行動できなくなります。

行動できないのが
一番発展性がないです。

誰でもミスったり、間違ったり、
失敗したりします。

これはどんな人でもあります。

だからそれは気にしなくていいです。

しかしその後の対応はいろいろ。
そこに気をつけなければなりません。

大事なのは、
気持ちを引きずらないこと。

気持ちの切り替えが大事です。

そして、冷静になぜそうなったか
検証して改善点を見つけること。

そうすることで、そこから学び、
同じことは繰り返さなくなります。

原田正文