売り方がうまいといい商品に見える

世の中にはいい商品、いいサービスを
持っている人はたくさんいらっしゃいます。

しかし、それをどうやって売ったらいいのか?
どうやって世間に知らせたらいいのか?

知らない人がたくさんいらっしゃいます。

それはとてももったいないことです。

世の中で売れている商品やサービスは
必ずしもそれがいいものだとは限りません。

売り方がうまいので、
いい商品のように思えるのです。

もちろん本当にいいものだから
売れている場合もあります。

売り方がうまいので、
お客様に「自分はこういうのが
欲しかったんだ」と思わせます。

そして、夢を見させます。

これを購入すれば、これを続ければ、
きっと良くなる、願いが叶う、
なりたい自分になれる、と思わせます。

お客様に、望む未来を夢見させるのが
上手であれば、その商品やサービスは
売れます。

商品そのものよりも
売り方の方が大事です。

つまり、マーケティングです。

マーケティングというと、
セールスと思う人がいらっしゃいますが、
そうではありません。

マーケティングは
売り込むことではありません。

プロモーションや宣伝をしたり、
信頼してもらえるよう情報提供して、

お客様が「それが欲しい」と自発的に
思ってもらえるような流れを作ることが
マーケティングです。

理想的なマーケティングは、
販売せずに売れる状態を
作り出すことです。

熱心なファンがいれば、
宣伝しなくても売れます。

ブランド品などがそうですね。

「商品が良ければ売れる」と思って
いるのなら、残念ながら幻想です。

売り方を知っていれば、売れます。

セールスマンが同じものを売っても
売れる人と売れない人がいます。

それは、どうすれば売れるかを
知っているか、知らないかの違いです。

売っているものは同じですから。

テレビで紹介された商品が
爆発的に売れるのは、

テレビに紹介されるなら
いいものに違いないと思う人が
たくさんいるからです。

売れている商品は良い商品だと
認知されますから、さらに
売れるようになります。

そういう流れになっています。

原田正文