あなたが一生をかけても
やりたい仕事は何ですか?
もしあなたが起業しているのなら、
その仕事を一生続けていきたいですか?
事業をやっていくうちに、
新しい事業が始まったり、
今までしていたことを変更せざるを
得なくなることはあります。
表面上の「何を」という部分は
変わるでしょうが、根底にある
「なぜそれをやりたいか?」
というあなたのモチベーションは
ずっと一貫しています。
あなたを突き動かす原動力です。
若手の、これから起業してやっていきたい
という人たちの中には、とても大きな
ビジョンを思い描いている人たちがいます。
それはとてもいいことです。
20代など特にそうですが、
自分はなんでもできる、
きっと成功する!と思いがちです。
人生は山あり谷ありです。
早々と若いうちから成功したと思ったら、
波乱万丈の人生を歩む奴がいたり、
ずっとふるわなかったのに、
人生の後半でグッと運気が良くなって
大成功を収める人もいます。
一回うまくいったから成功ではなく、
そこから持続してやり続けていくことが大事です。
がっぽり儲けて早々にリタイアする
人生もありですが、
「世の中を変えたい」という
大きなビジョンを持っているなら、
短期的視野と長期的視野を持ちつつ、
一生かけてやっていくつもりで
取り掛かりましょう。
その長い間には、低迷期もあれば、
すごく順調にいく時もあります。
すべてがうまくいくわけではありません。
うまくいけば、また次の
達成目標が見えてきます。
学生時代の頃の僕は、
自己啓発本の読みすぎで、
やたら自信過剰で自分はできる
と思っていました。
世間知らずで夢が大きいほど、
実際に動き出して物事がうまくいかないと、
自分はなんてダメなやつなんだとへこみます。
しかしそこであきらめちゃいけません。
そこから根性で這い上がって
実力をつけていきましょう。
大丈夫。できます。
僕がそうだったように。
起業というと、かっこいい響きがあるけれど、
実際にやっていることはとても地味なことです。
毎日毎日こなすべきタスクをこなしていく。
その積み重ね。
そしてうまくいかないのは
最初だけではありません。
ずっとうまくいかないことの連続。
そこを難儀しながらもあきらめず
やっていくことが大切です。
一気にモチベーションを上げて
がんばると力つきるのも早いです。
長期的なゴールを見据えながら、
短期的なゴールを達成していくと、
モチベーションを燃やし続けることが
できます。
原田正文