我を忘れて取り組みました

今までで自分が最高のパフォーマンスを
出せた時ってどんな時がありましたか?

振り返ってみてください。

高校の部活での試合、
バンドで演奏していた時、
会社でプレゼンテーションをした時、
夢中で絵を描いていた時、
チームでイベント開催した時、

など、いろいろあるでしょう。

誰しも人生で何度か
そういう経験をしています。

「絶対に成功させる!」という強い思いや、

好きで好きでたまらなくて
夢中になっている時など

我を忘れて何かに没頭しています。

「我を忘れて」は
大事なキーワードです。

本番では「どうやってやるか?」など
方法や手順については考えません。

やり遂げると決めて覚悟したあとは、
ただ無心にやるのみです。

成功している人たちはみんな、
「運が良かった」と言います。

そういう人たちには、

多額の借金を抱えていたり、
企業が危うい目に遭ったりと、

人生の崖っぷちに立ったり、
危機を乗り越えてきた人が
たくさんいらっしゃいます。

その時を見れば、決して
運がいいようには見えません。

自分はツイている、運がいい
という人で、暗い人はいません。

ツイているから、運がいいから、
明るい、というより、

明るく幸せそうだから
ツイてくるし、運も良くなります。

どん底に落ちた時も、
「底に着いたらあとは上がるだけ」
と思える人は、上しか見ていません。

「あとは上がるだけだからラッキーだ」
と思います。

気分良く過ごしていたり、
やってくる出来事を良い風に
つまりポジティブに受け止めていると

自分もそれに対して
無意識にいい反応をします。

だから状況は良くなっていきます。

悲観的に受け取れば、
「私は不幸だ」と思います。

自分を不幸だと思う人には
ますます不幸なことがやってきます。

我を忘れた時に、邪魔な思考が消えます。

そして、それまで懸命にやってきたことの
積み重ねが大きなパワーを持って訪れます。

うまくいくと信じて、邪魔をせず、
素直にそれに応じていけば、
素晴らしい結果が出せます。

その時に自分を超えた大きな力に
突き動かされたように感じることもあります。

その力をもっと発揮したいと思えば、

自分は運が良いと思うこと、
あらゆることを楽しむ姿勢、
謙虚な心、
陰徳を積むこと、

が大切です。

やりたくないことを嫌々していては
パフォーマンスは上がりません。

良い結果を出したいと思うなら、
いい気分で取り組める環境を整えて
いきましょう。

原田正文