「もうだめだ」は「まだまだいける」

あなたの持てる力の最大値が
100%だとすると、、、

あなたは今、何%を発揮して
生きていますか?

「ぬるま湯生活」
という言葉があります。

ぬるま湯は熱すぎず、冷たすぎず。

お湯の中にいると
心地は悪くないです。

強い刺激はないですが、
それなりに心地いい生活が
ぬるま湯生活と言えるでしょう。

冬の寒い時期に、
ぬるいお湯に浸かっていると、
外に出たら寒いです。

外に出るとさむいから、
ぬるま湯の中にもうちょっといたい
と思ってとどまってしまいます。

そのままぬるま湯に浸かり続けても
お湯は少しずつ冷めていきます。

いつかは出なければいけませんが、
外よりぬるま湯が温かいがゆえに
なかなか出ることができません。

「出ると寒いぞー、でも出ねば」
と外に出る決心がつかず、ウダウダと
ぬるま湯に浸かり続けます。

時期外れな例えですが、

今の季節で言えば、
適度に涼しい部屋にいて、
外の猛暑に出たくない状態です。

僕たちが持てる力の半分も発揮せず
過ごしているのは、ちょうどこれと
同じではないでしょうか?

もっと本気で全力を出すほうがいい
とわかっていても、現状維持に
甘んじてしまいます。

チャンスが来たら飛びつこうとか、
何かいい話がないかな?と
首を伸ばして待っています。

しかしそうしていると、
いざチャンスが来ても、
躊躇して出遅れてしまいます。

出し方がわからない
という人もいます。

火事場のバカ力がなぜ出るか?

それは、絶体絶命の危機に
遭遇するからです。

そしてそれに立ち向かうからです。

逃げ腰になるのではなく、
起こっていることに直面し、

持てる力を全力で発揮すると、
普段出せないすごい力が発揮できます。

その力はその時に授かったものではなく、
もともと持っている潜在能力です。

僕たちは全力でやっているつもりでも
100%すべての力を発揮している
わけではありません。

なぜなら自分で思っている限界は
本当の限界ではないから。

無意識にセーブしています。

「自分はこれぐらい」と思っている
ところで力を止めてしまいます。

もうこれまでと腹を括った時や
本当に真剣に本気になった時に、
思わぬ力が発揮できて、自分でも
びっくりしたことがある人はいるでしょう。

力といっても筋力とは限らず、
問題解決する力だったり、
乗り越える気力だったり、
機転のきくアイデアだったりします。

これらはぬるま湯に浸かっていると
出てきません。

普通に暮らしている時には
必要ではないからです。

僕は怠け者です。

自分をやらざるを得ない状況に
追い込まないと、ぶらぶらと
ぐうたらに過ごしてしまいます。

だからピンチはチャンス。

自分の限界を超える環境に
自分を持っていけば、自ずと
成長せざるを得なくなります。

あえて高い目標に挑戦したり、
自分を追い込んでいくことで
思った以上の力が出せます。

1回目の「もうだめだ」は、
「まだまだいける」ということ。

人は追い込まれない限り、
真の力を発揮できません。

ぬるま湯に浸かりながら
成功したいと思っても
現状に甘んじてしまいます。

成功したい人、成長したい人は、
無茶をたくさんするといいです。

まずはぬるま湯から出る
と決めること。

出る覚悟を持つこと。

そしてできないと思うことに
あえて挑戦するといいです。

覚悟を持ってぶつかっていけば
必ず道は開けます。

原田正文