「どうすれば成功できますか?」
この言葉の裏によく潜むのは、
「どうすれば失敗しないで成功できますか?」
「どうすれば楽に成功できますか?」
です。
「楽して稼げる」系のものが
世の中にはたくさん出回っています。
なぜならそういうものに
人は集まりやすいから。
多くの人が楽して儲けたい、
楽な人生を歩みたいと思います。
苦しむより、辛い思いをするより
楽したい、楽しく生きたい。
それは当然のことでしょう。
でもそこで
安楽ばかりを求めてしまうと
結局のところ上手くいかないか、
遠回りとなってしまいがち。
「ただより高いものはない」
という言葉があります。
ただだと思って購入したら、
あとあと高額なものを購入することに
なったり、その代償を払わされたり、
もっと高ついてしまうことを言います。
「簡単に稼げます」
「〇〇だけしたらあなたの一生は安泰です」
そんな言葉に踊らされ、
何かを購入して、結局1円も入ってこず、
出費だけがかさんだという経験をした人は
少なくないでしょう。
宝くじも似たようなもの。
億万長者を夢見て、何万円と
宝くじを購入し、数千円しか得られない。
でもまた夢を見て買ってしまう。
トータルで見れば損をしてしまうのですが
それでもまた楽な道を求めてしまいます。
夢を見ることにお金を払っていると
自覚しているならいいですが、
楽な道を求めてしているのなら
結局のところ損してしまいます。
何度もそういう目に遭うと、
人は「美味しい話などないのだ」
「成功は一握りの特別な人が得るものだ」
と思って一攫千金をあきらめ、
一般的な普通の生き方に戻ります。
そこで、
「楽して成功などあり得ない」
と覚悟し、意を決して、本気で
人生に向き合い始める人もいます。
多くの人がそこまで覚悟してないし
真剣になってません。
どこかに逃げ道があるから
これがダメならあれ、
あれがダメならまあ、しょうがないか、、
ぐらいに思っています。
結局のところ覚悟次第でしょう。
あなたがどれだけ本気で取り組むのか。
どれだけ真剣に何かを成し遂げたいと
思っているのか?
その度合いが結果に影響します。
山も峠を越えるまでは
厳しい登り坂を登らなくてはなりません。
本気で考えている人ほどあきらめません。
転んでも転んでも立ち上がる。
血が吹き出しても前に進む。
がむしゃらになって無我夢中になって
やった結果、うまくいっていた、
なんてことになります。
うまくいかない、失敗した
と気にする必要はありません。
楽して儲けたいと思う時期もあります。
それも過程です。
お金を追うと虚しくなります。
やりがいを見つけると長続きできます。
無駄に思えるお金を使うかもしれないし、
とんでもない労力を費やすかもしれません。
でもそれでいいんです。
それなりの時間と労力を費やしたのち、
うまくいく方法がわかります。
実際、経験してみないと
わからないことはたくさんあります。
だからすべての経験はOKです。
失敗も必要です。
失敗を恐れずに挑戦して、
経験を踏めば踏むほど
成功のパターンがつかめます。
そのサイクルが早ければ早いほど
結果も出やすくなります。
早く結果を出す人は
そのサイクルが早いです。
がむしゃらにやる。
ただそれだけ。
考えすぎると行動できません。
まず行動。
その後、改善案を考える。
そしてまた行動。
その繰り返しがあなたを成功に導きます。
原田正文