ビジネスを続けていくうえで
とても大切なことがあります。
それはなんだと思いますか?
集客できること?
いい商品を持っていること?
お得意さんがいること?
リサーチをしっかりとすること?
時代にマッチしていること?
これらも大切な要素ですが、
もっとも心すべきところは、
そのビジネスが利益を生み出し続け、
財政的に存続していけるような構造を
持っているかどうかです。
ビジネスは、お客に価値を提供して
商品やサービスを購入してもらい、
その対価としてお金をいただきます。
その流れがうまくできていると、
いただいたお金を投資して、
さらに価値を提供します。
そしてそれがまた利益を生み出します。
例えば、得た収益を広告費や開発費に回して
もっとお客を増やしたり、いい商品を作って
またそれを宣伝したり、プロモーションしたり
という具合に。
それがいい循環と利益を生み出せば、
そのビジネスは財政的に安定して
成長し続けることができます。
『ビジネスモデルジェネレーション』
という本があります。
そこに「ビジネスモデルキャンパス」
というビジネスモデルを一枚の絵に
まとめたものがあります。
組織が財政的に存続するために
どのような構造、どのような流れになっているか、
その一つ一つの流れがどのように
定義されているかがわかります。
ビジネスモデルキャンパスに沿って、
頭の中で思い描いているものを
いったん紙に書き出すといいです。
アウトプットして見える化することで、
ビジネスモデルが整理されていきます。
紙に書き出してその流れを見ることで
頭の中だけで考えていた時には
見えなかったことが見えてきます。
それを見ながら、自分のビジネスの
弱いところを点検することができます。
新しい商品を開発しようとする時や
新しい事業の立ち上げなどを考える時に役立ちます。
ビジネスがうまく回ってない人は
これを使って自分のビジネスを
図式化してみるといいです。
どこが弱いのか、足りないのかが見えてきます。
興味がある人は、ぜひ本を
手にとってみてください。
原田正文