僕たちは一人で生きていけません。
食べ物だって着るものだって
すべて誰かが作ってくれたり
関わってくれているから使えます。
ひとりだったら何にもできません。
コンビニに行って水を買うのだって、
工場で働いている人、運んでくれた人、
レジの人、会社を作った人など
いろんな人の手を介してできあがっています。
そのおかげで、僕たちは、ペットボトルの水を
簡単に手に入れることができています。
だから感謝です。
わざわざ山や川に行って水汲んだり、
井戸を掘ったりしなくて済みます。
僕たちが不自由ない生活を過ごせるのは
いろんな人たちがちゃんとやることを
やってくれているからです。
記録的な寒さが続き、都心でも
水道が止まったところがありました。
そうなってみて初めて、
蛇口をひねったらすぐにきれいな水が
流れる環境がどれほどありがたいかに気づきます。
それを「何で水が出ないんだ?」と
腹立てるのは、自分がどんなに
恵まれているか気づいてないから。
全部人に作ってもらったものなのに
感謝せずに文句を言います。
それは、家に水を引いてくることの
手間を知らないからです。
蛇口をひねれば水が出るものと思っています。
もし自分で山から水を引いたり、
井戸を作ったことがあるなら、
その手間と労力を知っています。
文句を言うのは、やったことのない人です。
人の揚げ足取りをしたり、嫉妬するのは、
自分が行動してないからです。
やりたい、変わりたいと思いながら
口だけ達者になっても
行動が伴わなければ物事は進みません。
多くの人が計画を立てたり、学んで、
”やった気”になってしまいます。
本当はそれからが大事です。
これは現実に何が起きているか?
をちゃんと見てないから起こります。
現実に起きていることが全てです。
例えば、人からの評価。
仕事ができる人は
どこへいっても評価されます。
信頼できない人は信頼できません。
本人は自分がそうだとそれに気づいていません。
これはちゃんと現実を見てないから。
もし自分が信頼されてない、
正当な評価を受けていないと思うなら、
しっかりと自分の現実を見て
受け入れることが大事。
自分の言うことと行動は合っているか?
やるべきことをやっているか?
誰かのせいにしていたら
いつまでたっても変われません。
みんな、今の自分を見ないようにして
「こうなったらいい」「ああなりたい」
と理想ばかり追いかけて、
きれいごとに逃げてしまいます。
でも自分の現状をシビアな目で
見るからこそ改善していけます。
みんな進歩度合いは違いますから、
それを人と比べる必要はありません。
あなたはあなたのペースで進んでいけばいいです。
現状把握はしっかりしましょう。
自分の現状にちゃんと向き合い、
見据えることができると、
変えるべきことが見えてきます。
理想論に走りすぎず、
現実が物語っていることを
しっかりとつかんでいきましょう。
原田正文