私は悩みたいんです

私たちの行動は目的によって変わります。

同じ現象、行動だとしても
目的が変わることによって、
自然にできたり、できなかったりします。

例えば、8、9歳の男の子が
テレビゲームを与えられたとしましょう。

ゲームをし出したら3時間でも4時間でも
きっとずっと座りっぱなしで
夢中になってやっているでしょう。

全然苦痛ではないどころか、
「やめなさい」と言っても
やめないかもしれません。

ところが、学校の授業だったら
どうでしょうか?

きっとそんなに長い時間
座りっぱなしはできません。

1時間でも苦痛を感じます。

つまり、
やっていることは一緒でも
目的が変わると、

自然にできていたことが
できなくなったり、

できなかったことが
できたりするわけです。

人は自然と、
やらなくてはいけないことはやっていて、
やりたいこともやっています。

そんなにやらなくてもいいことや、
楽しそうだな、やってみたいな、
うらやましいな、と思うことで
やりたいと思いながらやれてない場合は、

やらなくてもいい
という方を選んでいます。

何かに悩んでいるのも
自分がそれを選んで悩んでいます。

つまり、何が言いたいかというと、
自分の人生、自分が100%選んでいて、

「わからない」という時は、
わからないことを選んでいます。

自分に何の才能があるかわからない
という人は、休日などを利用して
いろんな活動をしてみるといいです。

ボランティア活動に出るのもいいし、
スポーツをしてみるのもいいです。

スポーツと言っても
いろんなスポーツがあるから、
ジョギング、水泳、テニスと、
いろいろと試してみればいいです。

旅行に行きたい人は
実際に行ってみればいい。

行く先は際限なくあります。

日本に飽きたら
海外行くのもアリだし。

そういうことって調べれば
いくらでも出てくるし、
何をするかも無限にあります。

どうやってそれをするかも
いくらでも方法論はあります。

自分でいろいろと調べて
やってみればいいのです。

やってみたけどわかりません
という人はやり足りないのかもしれないし、
全然見当違いなところを探しているかも。

「やりたいことがわかりません」
という人は、わからないことを
わからないままにすることや、
それを探すことが

自分のやりたいことなんです。

だからそれをやっています。

やりたいことが見つからないのではなく、
すでにやりたいことをやっているんだと
気づけばいいです。

もしそれに違和感を感じるようでしたら、
しっくりくるものを探せばいいです。

自己探求したり、いろんなことを
体験してみたり、何でもやってみればいいです。

この人生は一度きりだから、
何もせず「わかりません」と悩んでいるより

どんどん何でもやっていく方が
人生楽しくなります。

みんな、やりたいことは
もうすでにやっているから。

他のことをしたいんだったら、
それをすればいいだけです。

原田正文