夏に、シリコンバレーの
ベンチャーキャピタリストの
話を聞く機会がありました。

シリコンバレーに住んで、
AI、自動運転とか、
超最先端のところに投資している
会社の社長さんです。

その話が衝撃的でした。

SFや映画で見るような世界を
すでに生きているっていうか、

僕らが常識としているものが
なくなるんだと驚きました。

会社のオフィスに、
パソコンが一台もありません。

インターネットの会社なのに、です。

スマホもないです。

そして、机の上に
あるものが置いてあるんですが、

なんだと思いますか？

それは、

一個のサングラス。

グーグルグラスではないけど、
サングラスのようなものです。

AR、拡張現実と言われるやつ。

VRは仮想現実、バーチャルリアリティ
と言われるもの。

VRは、作られた仮想現実を本物で
あるかのように体験できますが、

ARは、現実世界にあるものに
情報をプラスしていく技術となります。

例えば、そのグラスをつけると、
空間にリンゴが出てきたりとか。

席に着いて、メガネをかけて、ボタンを押して、

「こういうことをします」というと、
空間にパソコンが出てきます。

空間で指を動かすと読み取って、
全部タイピングしてくれます。

メールが来たら、目の前で
ピューンと「メールが来ました」
ってグラフィックが流れます。

そんなんで、すでに
会社がまわっているんです。

エンジニアが１００人ぐらいいて、
コード解析したり、アルゴリズム組んだり
とかしてて、それでやっています。

サングラスがその人の行動を読み取って、
コーヒー飲みたい時間にはアラートかけたり、

行動習慣によってどんどんと拡張していきます。

パソコンも全部、空間にあって、
持ち運ばなくていいんです。

すでにあるのがすごいです。

拡張技術の会社で、
それで世界を変えていく
といっています。

人工知能もかなりリリースされています。

空気を読めるロボットがあって、
人間の表情を読み取れます。

１万人ぐらいの人種を調べて、
怒っている、笑っている、喜んでるとか、
全部データ化してるんだそうです。

その人の体調かわかるし、

その人の行動習慣によって
コーヒーを出したり、
洗濯機を回しましょうか？と
bluetoothで飛ばしたり。

勝手にbluetoothで繋がってて
その人の行動習慣を記憶し続けて、

朝、勝手に目覚ましがなって起きて、
今日どうしますか？とロボットが聞いて、
炊飯器をピッとつけて、bluetoothで
洗濯機回して、

冬だったら、自動車寒いだろうからと
勝手にエンジンかかって温めて、

っていうのが
すでにシリコンバレーで起こっています。

人工知能がどんどん発達して
記憶していきます。

僕らの行動習慣を読んで、また発達します。

今まで僕らがやっていた作業が
自動化されます。

空気を読むのは今まで無理でした。

それをロボットに組み込んで、
データベースで死ぬほどやってます。

どんどん発達していくだろうし、
一家に一台ロボットがいるのが
何の不思議もなくなる時代がやってきます。

bluetoothで全部やってくれるから。

実際にシリコンバレーで起きています。

アメリカは日本の１０年先を行く
と言われているから、
そのうち日本もそうなるでしょう。

今までの常識とはぜんぜん違う
すごい時代がやってきます。

原田正文