原田正文です。
1日遅れましたが、
昨日はバレンタインデーでしたね。
バレンタインに
なぜチョコが売れるか?
といえば、
チョコが美味しいからではありません。
チョコが食べたいからでもありません。
お客さんが本当に手に入れたいものは、
そのチョコを渡した先にあることです。
それを誰かに渡して告白するとか、
義理でも今までの感謝の気持ちを込めてとか。
チョコが大事なのではなく、
「チョコを渡す」という行為を通して
生じる人間関係の方が大事です。
チョコもバレンタインも、
手段でしかないんですね。
売る側がそこを間違えて
「このチョコはすごく美味しいですよ!」
と勧めても誰もピンとこないでしょう。
それよりも大事なのは、
どんなシチュエーションで渡すのか?
どんなチョコにするか?
商品そのものではなく、
その商品に付随するストーリーが
大事になってきます。
ハロウィンにコスチュームが売れるのも、
服が欲しいわけではなく、
それを着てみんなとつるむことで
得られる「楽しい体験」が欲しいわけです。
商品そのものではなく、
それを得ることで
「顧客はどうなりたいのか?」
「顧客の生活がどう変化していくか?」
それを想像できることが、
ビジネスで成功するポイントです。
原田正文