原田正文です。
ディズニーの「アナと雪の女王」で
松たか子さんが歌っている主題歌は、
ご存じでしょうか。
良い曲ですよね。
その歌詞の中に、
【ありのままの自分】
とあります。
よく聞く言葉ですが、
でも「ありのまま」って何だろう?
と思うことがあります。
人間なら誰でも、
複数の人格を持っています。
TPOに合わせて人格を変えてます。
しかしどんな自分も、全部自分です。
面白くない飲み会に呼ばれて
「つまんないな」と思っても、
幹事には笑顔で
「今日はありがとう、楽しかった」
と言うでしょう。
本当は「早く帰りたい」と
思っていたのに。
つまらないと感じているのも、
愛想よくしているのも、
どちらも自分です。
愛想笑いしているのは
「ありのままじゃない」ってわけではなく、
そんな自分も「ありのまま」です。
そう考えると、
「ありのままじゃないとき」なんてないです。
自分の印象、イメージ、キャラクター。
それは「見せて」と言われても
見せられません。
実体がないから。
実体もなく、これと言えるものもないのに、
僕たちは「これが自分」と信じて
「こうあるべき」と思い込んでいます。
その思いが強くなってくると、
どんどん苦しくなってきます。
無理してたら、いつか壊れます。
その時の状況や誰といるかによって
色んな人格があって当然。
凄くできる自分もいれば、
どう頑張ってもダメダメな自分もいます。
どちらも自分です。
“できない自分”
それに落ち込むのではなく、
できる自分もできない自分も
両方を受け止めて、
いろんな自分がいることを
知ればいいです。
その方が人間豊かになります。
原田正文