“何を売るか”よりも“どう売るか”

原田正文です。

世の中で売れている
商品やサービスは、
必ずしもそれがいいものとは限りません。

もちろん本当にいいものだから
売れている場合もあります。

でも多くの場合は、
“売り方が上手い”ので、
いい商品のように思えるのです。

売り方の上手さとは、

【夢を見させる上手さ】。

これを購入すれば、

きっと良くなる。
きっと願いが叶う。
きっとなりたい自分になれる。

と信じ込ませる上手さです。

お客様に
望む未来を夢見させるのが上手なら、
その商品は売れます。

化粧品なんかがわかりやすいですね。

「これを買ったら
 こんなに可愛く&キレイになれる!」

と女性に夢を見させられれば、
その化粧品は売れます。

商品そのものよりも、
売り方の方が大事。

それが、マーケティングです。

マーケティングは
売り込むことではありません。

プロモーションや宣伝をしたり、
信頼してもらえるよう情報提供して、

「それが欲しい」と
お客様に自発的に思ってもらえるような、流れ。
それを作ることが
マーケティングです。

理想的なマーケティングは、
勝手に売れる状態を
作り出すことです。

熱心なファンがいれば、
宣伝しなくても売れます。

ブランド品などがそうです。

「いい商品なら売れる」と
思っているのなら、
残念ながら幻想です。

売り方を知っていれば、売れます。

ある商品が、
テレビで紹介された途端に
爆発的に売れたりします。

芸能人がSNSで紹介しただけで
大人気になるものもあります。

それは、

“テレビで取り上げられるくらいなら
 いいものに違いない”
“あの人がお勧めするなら
 いいものに違いない”

と思う人がたくさんいるからです。

そこから
「売れている商品=良い商品」
と認知されますから、
さらに売れるようになります。

この世界は、そういう流れになっています。

原田正文