原田正文です。
あなたが着ている服。
あなたが住んでいる家。
あなたが乗っている車。
それはあなたが
所有しているものかもしれないけど、
どれも他の誰かが作ってくれたものです。
人間は、
一人では生きていけません。
生まれてからずっと、
必ず誰かの力に助けられて
お世話になっています。
食べたいものを食べられたり、
病気になったら病院にいったり、
電車で移動できたり、
全部誰かのおかげです。
毎日過ごしていく中で
人との関わり合いも
なくては生きていけません。
僕も本当に、
「周りの人たちのおかげで
成長できているなあ」
と思います。
そして僕も、
他の誰かにとって
喜ばれる存在でありたいと
いつも思っています。
世の中にはいろんな人がいて
子供の頃からずっと
苦労を重ねてきている人もいれば、
恵まれた環境で
何不自由なく生きてきた人もいます。
だけど誰にでも
共通して言えるのは、
誰かの力のおかげで
日々成長できている、
ってこと。
それを忘れない気持ちが大事です。
「苦労してる人が偉い」
とは言わないけど、
いろんな経験をしている人は
特に強いです。
崖っぷちに立ったり
必死な時期を味わっておくと
人として成長できます。
多くの人を理解できます。
例えば、
あなたが鬱になったなら
鬱の人の気持ちがわかるようになります。
あなたが一文無しになったなら
貧しい人の気持ちがわかるようになります。
あなたが親しい人を亡くしたなら
愛する人を失う悲しさを知ります。
こういうことは辛いし、
できれば経験したくないでしょう。
でも起きるときは起きるし、
目をそらすよりも
事実に向き合った方がいいです。
「辛いことは嫌だ」
「苦しいことは嫌だ」
と問題を避けるということは、
人や自分から逃げるということ。
確かに、逃げれば
その時の苦しさからは
一時的に解放されます。
だけど、向き合うことをしないと
逃げても逃げても
ずっとあなたにつきまといます。
どんなことにしても、
背を向ければ怖いんです。
そうじゃなく、
ちゃんと向き合うと決めれば
その恐れは小さくなっていきます。
ひとつひとつ向き合うのは、
大変だし辛いです。
でも、
時には自分の弱さとか
力の足りなさも
受け入れないといけません。
パーフェクトな人間なんて
いるわけがないですから、
誰だって苦手はあるし、
できないこともあります。
でもだからって
逃げるのではなく、
「自分にはそんなところもある」
と弱さを受け入れる。
それは、れっきとした
「強さ」になります。
自分の弱さを認めない、
ということは
人のせいにするということ。
それだといつまでも
同じことの繰り返しです。
弱い自分も受け入れて、
人のせいにせず、
そして人に感謝をしていた方がいい。
自分の弱さを認めるからって
それに甘んじるわけではありません。
認めることで対策を考えて、
改善を目指すんです。
辛い人の気持ちを理解して、
誰かのためになる
存在になる。
上手くいかなくても自己責任。
そうやってると
自然と周りの人が
手を差し伸べてくれるようになります。
人は自分を映す鏡。
周りが敵に見えるなら
自分がそういう存在なんだろうし、
周りにいい人が集まっているときは
自分が成長できているときです。
人は無意識に、
いろんなことを教えてくれています。
人の力を借りて
毎日学ばせてもらってます。
本当にありがたいことです。
それに感謝しながら、
日々成長していきましょう。
原田正文