思考が停止すると洗脳される

原田正文です。

人は年をとるごとに、
どんどん頭が固くなります。

子供の頃には
いろんな想像や空想ができたのに、

大人になると
「これしかない」という考えになります。

いろんなことが身について
知った気持ちになっているから、
色々と無意識でこなしてしまいます。

やってる感覚が抜け落ちてるから、
やってることにすら気づいていない。

無意識にこなせるのはいいけど、
無意識がゆえに
洗脳されていたり、
狭い世界に気づかなくなります。

考えなくなって思考が停止すると、
自動化の部分が増えるから
時間の流れもはやくなります。

ひたすら2時間走りこめ、
ってなれば
無意識ではできないので
めちゃくちゃ長く感じます。

逆に居酒屋で友達と飲んでいたら
あっという間に数時間が過ぎます。

人間はだんだんと、
感覚が抜け落ちてきます。

「これはこういうもの」
という観念が増えるほど、
どんどん自分を苦しくします。

常識に縛られてしまうから。

それは、あなたの可能性を
奪い取ってしまいます。

誰が決めたわけでもないのに、
こういうものだと縛られると
自由がなくなります。

新しい発想ができなくなります。

結婚はこういうものだとか、
成功はこういうことだとか、

本来人それぞれあっていいものが
「こうでなくてはいけない」
と縛られます。

今は水を買うのが当たり前。

でもちょっと前は
水道の水を飲むのが当たり前でした。

蛇口をひねれば水は出るから、
わざわざお金を払って
水を買うなんて考えられなかったのです。

でも、
「水道水は体に良くない」
って言われるようになり、
みんな飲むのをやめて
水を買うようになりました。

日本の水は飲めます。
水道水が汚いってわけではないです。

あれは洗脳。

水を売ろうとしたマーケッターが
本来売る必要のない水を
売ったんです。

大手マーケッターが
水道水の水は飲んではいけない、
という洗脳をかけました。

今では、
自販機で水が売ってて当たり前です。
コンビニでもスーパーでも売ってます。

水は大手が儲かります。
原価がかかってないから。

汲んで、売る。
汲んで、売る。
それで超儲かります。

他にも
「バレンタインデーにチョコを渡す」
という常識を作ったのは、

チョコレートを売りたい
マーケッターの戦略、
ということは有名な話です。

このように、
僕たちはたくさんのことに
洗脳されています。

あなたは言われたことに対して、

「本当ですか?」
「なんでですか?」
って、考えてますか?

思考が停止状態になると、
上から仕掛けられることに
そのまま乗っかっちゃいます。

そして、
いいようにどんどんと
お金を取られます。
人生を搾り取られてしまいます。

だから、今やっていることを
頭を使って考えてください。

本当ですか?

って想像力をたくましくして
疑ってみてください。

原田正文