決断すること。

何をするにも決断が必要です。

決断は「決めて断つ」と書きます。

ラーメンを食べると決めたら、
カレーライスは食べません。

あなたが高校を卒業して
大学に入学したのなら、
もう高校生ではありません。

大学生として振舞います。

受験生であれば、受験生として
勉強するという毎日があります。

こうする、こうなると決めることで
あなたは何らかの立場をとります。

東大に入学すると決断するのなら、
東大を目指す受験生という立場をとり、
猛勉強が必要になります。

立場を決めることによって
どんな行動をするかが決まります。

あなたが会社に就職するなら、
その会社の社員という立場をとります。
もう学生という立場はとれません。

フリーランスとしてやっていくなら、
フリーランサーとしての行動をとり始めます。

何かを決断することは
何かを断つこと、捨てること。

その目標達成のために何らかの
立場をとることになります。

ONE PIECEのルフィは、
「海賊王におれはなる！」と
決めたことで、航海に出て、
仲間に出会って冒険の旅をします。

もし「農夫におれはなる！」と
言っていたら、航海には出ずに
陸地で農業を営んでいるでしょう。

大きな決断をすればするほど、
それを宣言することを躊躇します。

本当にできるかどうかわからないですからね。

でもあえて「必ず実現する！」と
決断して立場をとっていけば、
言動が変わっていきます。

やらざるを得ない状況を
自ら作り出していくことになります。

自分をそういう環境に置くと
早く実現しやすくなります。

まわりの誰もが信じないぐらいの
大見栄を切って「それを実現する！」
と宣言することは、
かなりの度胸と覚悟が要ります。

大きなことを言えるほどに
自分を追い詰めていかないと、
人はなかなか自分の殻を壊せません。

できるかできないかわからないぐらいの
ことをやると決断したら、そのあとは、
もう迷わずにそのためにできることをしていきます。

迷うのは決断しないからです。

責任を取りたくないから。
失敗したくないから。
恥をかきたくないから。

ぐずぐずしていたら
くすぶっているだけです。

決断しないと進みません。

大ボラを吹聴しながらも
それを実行に移していくなら、
思った以上にその実現が早いことに
びっくりすることでしょう。

原田正文