インターネットやスマホが
普及するようになって、
SNSやチャットなどで簡単に
人とつながれる時代となりました。
ド田舎に住んで、一回も海外に行った
ことなくても、世界中に何十万の
フォロワーがいたり。
Facebookが流行ったのも
人とつながりたいという思いが
たくさんの人の中にあったからです。
しかし、表面的なつながりや
自分の生活を演出することに疲れて
SNS離れをする人も増えています。
人には承認欲求があります。
人に認められたい、褒められたい、
受け入れられたい、愛されたい…。
そのためにいろんな行動をします。
SNSで注目を浴びたいと思うのもその表れです。
しかしあなたが起業家や経営者として
リーダーになっていきたいのなら、
承認されないことも良しとして、
孤独に耐えなければなりません。
孤独といっても、たった一人でポツンと
していなさいということではありません。
経営者となれば、いろんな人に会います。
ビジネスをしていくうえで、
人とのつながりはとても大事です。
成功は人とのご縁がもたらしてくれる
と言っても過言ではないです。
でもそれは仲良しこよしグループではありません。
人と群れて同じことをしていては
起業家とは呼べません。
誰もしていないことを率先して
やっていく勇気を持つ。
まわりに反対されても、自分がやると
と決めたことはやり抜く覚悟を持つ。
既成の概念をぶち破っていく。
一人で判断して、決断して、行動する。
多くの人は反対します。
その中で適切な判断と決断をして、
突き進む意志を持てるか?
そういう意味での孤独がつきまといます。
たった一人でもやっていく覚悟があるかどうか?
「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、
彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう。」
これはヘンリー・フォードの言葉です。
馬車が走っている時代に、
人に何が欲しいと聞くと
「早い馬が欲しい」と言います。
車の存在を知らなければ、
車が欲しいとは言いません。
フォードは人々が本当に欲しいものは
早い馬ではなく、早く移動する方法だと
わかっていました。
なので、早い馬よりももっと早い
自動車を提供しました。
新しい価値の提供です。
ほとんどの人にはない発想を持ち、
それを行動していく時は孤独です。
みんなが賛成してくれたらやろう
と思っていたら大したことはできません。
世の中にまだないサービスやシステムは
それが出始める頃には、胡散臭いとか、
そのデメリットの方が多く話されます。
スマホも、子供達への影響、電磁波、
歩きスマホなど、よくない部分が
取り沙汰されます。
けれどももう必需品です。
それなしではやっていけません。
起業しようと思うと、家族みんなの
反対にあうでしょう。
それを貫く意志が持てるなら、
それをやる価値は十分あります。
自戒を込めて。
原田正文