プレッシャーを快楽としよう

人は自分の欲求を満たしたいと思っています。

現代は、衣食住の問題から解放され、
ぬるま湯に浸かった生活をしている人は多いです。

その代わりに、娯楽で刺激を求めます。

恋愛や不倫にそれを求める人もいます。

理性ではわかっていても、欲望には勝てなくて
ドラッグやキャンブルに手を出す人もいます。

SNSで共感を得ようとする人もいます。

衣食住は確保されているとはいえ、
世の中、不確実なことだらけです。

だから僕たちは確実なものを求めます。

コントロールできる部分と
コントロールできない部分。

したい、でも、したくない、
でも、したい…。

わかりたい、でも、わからない、
でも、わかりたい…。

人はこの間でせめぎ合っているのが快感です。

ゲームはクリアすれば嬉しいですが、
その勝利感はすぐに消え去ります。

そしてまた次の刺激が欲しくなります。

この部分を刺激するビジネスや
コミュニティは長続きます。

人はプレッシャーがあってこそ成長できます。

山登りが好きな人たちがいます。

山に登るのはしんどいのになぜ行くのだろう?

山登りをしたことのない人はそう思います。

マラソンもそうですね。

長時間走るのはしんどいのに
なぜわざわざそんな苦しいことをするのか?

ゲームでも、最初の初心者レベルで
ずっと止まっている人はいません。

続けてプレイしていくうちに
レベルアップしたいと思います。

レベルアップしていけば、
どんどん難しくなってきます。

しかしあえて挑戦したいと思います。

なぜでしょうか?

YouTuberが動画を撮るために、
危険な行為に出て
亡くなってしまうことがあります。

普通なことをしていてはつまらない。
目立たない。
人の賞賛が欲しい。

人は刺激を求めます。

辛いもの好きの人は「もっと辛いものを」
と激辛に挑戦します。

もしすべてが安定して、
不安も刺激も摩擦もなかったら?

確実なものだけだと人は退屈します。

衣食住の心配もなく、人間関係も良好。
いろんなことが満たされている状態。

そうなれば、何らかの刺激が欲しくなります。

しかし人は、自分の安全は守りたいです。

自分の人生を変える行動に出るには
勇気がいります。

手に入れたいけど、チャレンジが怖い。

手に入れようと思うと
チャレンジが必要になる。

マラソンで完走したいけど、
走るのはしんどい。

彼女と付き合いたいけど、告白が怖い。

このせめぎ合いが刺激となります。

しかしこの刺激を良しとしてしまうと
ずっと迷い続ける人生となります。

それよりも、そこから飛び出して、
挑戦する、変化する刺激を快感としましょう。

これは習慣づける必要があります。

そのためには、プレッシャーのあること、
難しいと思われることを常に選択して
やってみることです。

人は「快」に向かう生き物です。

その刺激が快感となれば、
挑戦することが楽しくなってきます。

原田正文