ストレスに強い人と弱い人の違い

ストレスに強い人と弱い人がいます。

その違いはなんなのでしょうか?

「気に病む」という言い方があります。

事実かどうかはともかく、
自分が感じたことに大きく左右され、
必要以上に思い悩んでしまいます。

ストレスを感じやすい人は
必要以上に気に病みます。

理想を持つことは大事ですが、
そのプレッシャーに押しつぶされて
しまっては意味がないです。

そういう人たちは、
「こうでなければならない」
「こうあるべき」
という思いが強すぎて
融通が利かなくなっています。

自分で選択肢を狭めています。

これが正しい、これが正しくない
という基準が自分の中にあるので、
それに沿わない現状があると
そのギャップに悩みます。

ストレスが少ない人は心が柔軟です。

どうにかなると思っていますし、
どうにかします。

選択肢は複数あり、
自分で選べると思っています。

選んだ結果が今であると。

その結果が気に入らないなら
変えればいい。

常に前に進んでいます。

現状は結果ではなく、
プロセスだとわかっています。

子供の頃、自転車に乗ろうと
練習した時を思い出してください。

その時には「乗れない」という選択肢は
持っていません。

乗れること前提で練習しています。

「乗れた」という結果を先に見ているから、
その過程でコケたりするのは想定内です。

コケるからこそ乗れるようになります。

子供の頃はそんなことがたくさんあります。

大人になるにつれて、
「完璧にしなくてはならない」
と思うようになり、失敗を恐れます。

失敗を恐れると行動できなくなります。

できるようになっていく過程では
失敗があることが前提です。

初めて自転車に乗った時から、
スイスイこげる人はそういないでしょう。

グラグラしながらバランスをとることを
覚えていくことで乗れるようになります。

もしあなたが新しいことを始めるなら
最初はうまくいかなくても当然と思いましょう。

なんどもやっているうちに
できるようになっていきます。

いちいちヘコんではいられません。

到達したい地点を思い描きながら
ひたすらにやっていきましょう。

自転車は一度バランスをつかんだら
もう乗り方を忘れることはありません。

そうやって一つ一つ自分のものにして
いくことが大事です。

毎日ちょっとずつでも進むことが
ブレイクスルーにつながります。

原田正文