動機は不純でした

起業する動機は不純でもいいのか?
もっと社会貢献とか考えたがいいのか?

最近は世の中の流れも変わってきて、
一昔前の、ガンガンに稼ごうぜ系は
「暑苦しいし、もういい」という人が
増えてきています。

「社会貢献したい」と言いつつ、
まだまだ稼ぎたい人たちはいますが、

お金目的だけで何年もモチベーションが
続く人はそう多くないです。

最近の若手の傾向としては、
自分が稼いで成功して贅沢したい
というよりは、仕事と生きがいが
一緒になりつつあります。

シェア社会になっていくにつれ、
金銭的成功や出世よりも、
共有できること、より良いものを
シェアできることに価値を見出す
人が増えています。

そうなってくると、

自分が何者で何を提供できるのか?
ということの方が、

いくら稼いだか?どれだけ金持ちか?
より価値を持ってきます。

どれだけ稼いでいるか?よりも、
どんな人で、どんな世界観を
持っているか?で、そこに
共感できる人たちが集まってきます。

しかしながら、最初の動機は
不純でも全然オッケーです。

世の中の役に立ちたいと
起業するのももちろんありです。

どういう動機かはともかく、
最初はパワフルな方がいいです。

自分を突き動かすなにかがなければ、
なかなか人は動きません。

金持ちになりたいとか、
女にモテたい、
フェラーリが欲しい、
海外旅行に行きたい、
家族を安心させたい、

など定番の欲望でもいいです。

あいつを見返したい、
借金を返したい、
親や世間に認められたい、

という負のスタートでもOKです。

とにかくはやる気が出るなら
動機はなんでもいいです。

金持ちになって女にモテたい

というのも純粋な動機です。

「社会貢献できる事業をしたい」と
言ってても、その動機を突き詰めて
いったら、実は「女にモテたいから」
だったなんてことはよくあります。

人間の根源的欲求ですからね。
格好つけなくてもいいです。

多少ふざけて開き直っている方が
思い切ったことができます。

自分のそういうところが許せると、
人のそういうところも受け入れる
ことができます。

一気に儲けて悠々セミリタイア
もいいですが、言い換えれば、それは
余生を過ごす隠居生活と同じです。

早々と隠居してしまうのは
つまんないですね。

最初のモチベーションが
自分の欲望を満たすことだとしても、
それが満たされると、
本当に欲しいもの、実現したいこと
が見えてきます。

僕も例にもれず「金持ちになったら…」
と定番の願望を抱いていました。

しかし手にしてみたら、本当に
欲しいものはそれじゃなかった
ことに気づきました。

でもその段階まで行ったから
気づけたし、次の目標が見えてきました。

最初の動機はなんでもいいです。

やってみないとわからないことは
たくさんあります。

自分を突き動かしていきましょう。

原田正文