大きな流れと小さな流れ

風の動きや川の水の流れにある、
大きな流れと小さな流れ。

世の中を見ていても同じです。

時代の大きな流れがあるなかには
小さな流れがあります。

これからの潮流になりそうな流れや、
トラブルになりそうな流れ。

つい見逃してしまいそうな
繊細な小さな動きに気づくこと。

未来がどうなるかは
完全には把握できません。

が、ちょっとした流れに気づき、
手を打つことはできます。

それを感じ取れる力は大事です。

そのうち大きな流れになるであろう
小さな流れや変化を敏感に読み取る。

それらを読み取り、潜在的に人が必要と
していることを感じ取ることができれば、

なにをすれば、それが大きな流れに
なるのか、見つけることができます。

それが当たるかどうかは
やってみないとわかりません。

大きな川も元をたどれば、
あちこちから湧いて出た小さな
湧き水の流れが一つに集まったもの。

予測が外れたのなら、
また他の小さな流れを見つけ、
うまく乗っていけばいい。

悪影響を及ぼす流れからは離れ、
新たな良い流れを引き起こす流れは
うまく合わせていく。

小さな流れを飛び石を飛ぶように
うまくつないでいくことが、
新たな流れを作り出すきっかけとなります。

自在に流れを変えていく力も
養いたいですね。

「着眼大局、着手小局」
という言葉があります。

大きな視野で物事を捉え、
小さなことから実践することを
言います。

最初にできることは小さなことです。

その積み重ねが大きな流れを生み出します。

日々の積み重ねが大事
と言いますが、まさにこれです。

一人のお客を得られない人が、
1万人の客を得ることはできません。

100円を稼げないなら、
1万円も稼げないでしょう。

1年後に1億円を稼いでいたいなら、
そこに向かう大きな流れの中で、
どんな小さな流れが生まれ、
合流していくのか?

流動的な流れの中にいる自分を
感じながら行動していると、
次の動きを察知しやすくなります。

原田正文