若くして世界の富豪の仲間入りをした
マーク・ザッカーバーグ。
彼は、大学時代に
フェイスブックを立ち上げました。
フォーブスによると、今の彼の資産額は
710億ドル(約7.7兆円)となっています。
今では世界で5番目の富豪だそうです。
彼はハーバード大学に入りましたが、
そこでは問題児扱いされました。
Facebookの前に作ったサイトで
女子学生の容姿の格付けをするサイトが
ありました。
それは立ち上げてから4時間ほどで、
大学側によってアクセス権が無効と
されてしまいました。
そして大学から保護観察処分を受け、
その後Facebookを立ち上げた彼は、
大学を休学したのち、中退してしまいます。
やりたい放題をしているに見えますが、
決してワンマンな社長ではなかったようです。
何かを決めるときはいつも部下たちと
話し合って決めていたそうです。
昔は、熱血社長やワンマン社長が
普通の時代がありました。
社長の独断でバンバン決断していく。
そういう強さを持つ社長が
必要とされました。
しかし時代は変わってきています。
ワンマン熱血社長はあまり
好まれなくなりました。
大事な決断は社長がするにしても、
上から抑え込むのではなく、
話し合いを怠らない。
ブレインは一人ではなくなりつつあり、
「私」が「私たち」になりつつあります。
自分一人で何かを成し遂げようと
しても限界があります。
最初は一人でもやっていけます。
でもどこかでそれも限界がきます。
自分の手足になって動いてくれる人も
必要ですが、自分のブレインとなって
動いてくれる人も必要です。
伸びている会社は、ベースとなる
基本的な考えが部下にも浸透しています。
そして、共通のビジョンや使命に
向かって、皆が動くことで
大きな力が発揮されます。
社員の一人一人が
会社の歯車の一つとして
すり減っていくのではなく、
血が流れる動脈として動いていく。
そうすることで
それぞれの力が発揮でき、
会社としても持っている力を
発揮できるのではないでしょうか?
原田正文