ついYouTubeを見てしまう…

僕たちはインプットに一生懸命になり、
次から次へと情報を取り入れようとします。

しかし今は情報があふれています。

一つの情報を得たらまた次、と
とどまるところを知りません。

インターネット広告なども
賢くなっているので、
あなたが興味を持つであろうものを
優先して見せてくれます。

ついクリックして
見てしまいたくなります。

YouTubeで動画を見たら、
横にたくさん関連動画が出てきて、
ついそれを見てしまう。

気づいたら数時間経っていて、
やるべきことができなかった
なんてことも起こりがちです。

マシュマロテストというものがあります。

1960年代に行われた自制心や
セルフコントロールについての実験です。

4歳の子どもたちの目の前に
マシュマロを1つ置いて、

「私は席をはずすけど、戻ってくるまでの15分間、
目の前のマシュマロを食べるのを我慢できたら、
帰ってきたときにマシュマロをもう1つあげます」

と告げて、部屋を出て、どうなったか?
という実験です。

すぐに食べたら二つ目はなし。
今食べるのを我慢したら2個もらえる。

悩みますね^^;

結果は、1/3の子供が
手をつけなかったそうです。

その後の追跡調査でわかったのは、
我慢して2個手に入れた子の方が
成績が優秀であり、成功しているという話。

子供たちの経済的背景が関係している
という考察もありますが、

自制力、セルフコントロールができる人
が成功しやすいことは考えられます。

目の前の誘惑に負けてしまうと、
その場の雰囲気や欲求に流されてしまい、
本当にすべきことをしないままに
日が過ぎていきます。

自制心を保つこと。

自分がやるべきことを
淡々とこなしていく自制心。

「明日でいいや」と後回しにしないこと。

目の前の誘惑に手を出さないこと。

これを制御するだけでも
ずいぶんと生産性が上がります。

しかし自制心を養おうと思うのは
本末転倒。

多くの人が目の前の誘惑に負けるのは、
絶対に達成したい目標がないからです。

毎日をなんとなく過ごしていて、
目指すべきゴールがなければ、
その場の雰囲気や誘惑に流されてしまいます。

僕たちは本当にやりたいことがあるなら、
何よりもそのための行動を優先します。

何に自分を集中させるのか?

なんのためにそれをするのか?

自分の優先順位はなんなのか?

それが腑に落ちれば、
自制心は自然と生まれます。

原田正文