安く仕入れて高く売る

当たり前の話ですが、商品は
安く仕入れて高く売ります。

そうすることで売上が出ます。

しかし、これをしていない人が
わりといます。

仕入れの原価がこれぐらいかかる。
市場ではこれぐらいの値だから、
原価割れしてもしょうがない。

そう思っている人が
けっこういらっしゃいます。

そうすると利益率が5%ぐらい
しかなかったりします。

しかし起業スタート時に、
これをしてしまうと、
命取りになりかねません。

できれば、利益率の高いものを
選びたいです。

30%以上のものをお勧めします。

Amazonは設立から7年間
赤字だったといいます。

創設者のジェフ・ベゾス氏は、
結果は後からついて来ると
考えていたと言います。

最高の顧客経験が提供できれば、
必ずうまくいくだろうという
長期的視点です。

が、資金の少ないビジネス初心者が
これをしても途中でくじけます。

赤字が続けばストレスは大きいし、
自分には才能がないのだと思って
あきらめてしまいます。

売上が上がる方が
モチベーションも上がります。

最初は特にそうです。

自分のビジネスを考えたときに、
どのような利益率になっているか?

安く仕入れて高く売ることが
できているか?

できていないとしたら、
何を変えればそうなるのか?

考えてみてください。

例えば、不用品転売。

不用品は各家庭を訪問して、
いらないものをただ同然で
引き取ることができます。

それらに少し手直しをすれば、
高値で売れることもあります。

コーチやコンサル業は、
身一つでできます。

仕入れる商品がないので、
始めやすい仕事と言えるでしょう。

ビジネスを新しく始めるときは、

・商品は後から作る。
・安く仕入れて高く売る。

これを忘れないようにします。

お店を開業したら人が来るだろう、

こういうサービスを作ったら
人が集まるだろう、

と思って開業したら、
全く人が集まらなくて
借金を抱えてしまったという人は
たくさんいます。

自分の思い込みで「売れる」
「お客が来る」と思うのではなく、

本当に需要があるのかを
実際にリサーチして確認しておく
ことが大事です。

最初は知り合いから始めたけど、
そのうち口コミでお客さんが
増えたので店を構えた、

という流れはとても安心です。

お客のいないところでは
商売は成り立ちません。

いなければ、集めないといけません。

その見込みが見えてないのに、

「店を構えたらお客が来るだろう」
とは思わないことです。

自分の思い込みと、希望的憶測で
期待する人が多いですが、

しっかりリサーチして、
欲しい人がいることを確認してから
商品を作ったり、店を持ったりしましょう。

原田正文