「競合他社のリサーチをしなさい」
よく言われることです。
リサーチをすることがすごく大事だと。
多くの人が「競合他社ですね」と言って、
同じジャンルばかりをリサーチします。
治療系は治療系。
美容液の通信販売なら
その手の通信販売。
コーチはコーチ関係の。
企業コンサルは企業コンサルと。
もちろんそれも大事です。
同種のサービスを提供していたり、
同じ消費者をターゲットとしている
ところをリサーチすることは大事です。
しかしそこだけにとどまらない方がいいです。
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■競合は同じ市場だけではない
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競合とは、
”解決できる手段全て”
と思いましょう。
全く違う市場を見てみることも
参考になります。
美容業界では当たり前にされていることを
治療院では誰もしていないかもしれません。
それを提供するだけで
差別化できることもあります。
他が提供できてないものを
提供できると売れやすくなります。
また実際に自分がお客になってみることで、
何が必要なのか、どこを変えたがいいかが
見えやすくなります。
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■市場はヒントの宝庫
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市場にはヒントがたくさん落ちています。
大手が出す広告やチラシは
何度も試した結果、
それが売れるから使われています。
だから競合はいいヒントになります。
これはいいと思う企業をいくつか
ピックアップしてリサーチします。
それを見ていくと、全社にある
共通点が見えてきます。
どれもが取りいれている共通点は
外せないところです。
それはしっかりと自社にも取り入れます。
この場合は、大手を調べるより、
自分に近い、自社でもできるところを
リサーチします。
他社が提供していないもの、
弱いところが見つかったら、
自分にもできそうなものがあれば、
取り入れます。
深夜のオンライン英会話とか、
徹底した個別サポートなどは
個人や規模が小さい会社だからこそ
できる強みです。
皆が大手の有名どころを欲している
わけではありません。
大手が提供できないものを
あなたが提供すれば、
売れる可能性があります。
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■あなたならではのウリを見つける
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人によって好みもニーズも違います。
あそこは売れているから、
あそこは名が出ているから、
とへこむ必要はありません。
あなたは、あなたならではの
サービスが提供できれば、
それを求める人は
あなたのところに集まるでしょう。
他社で満たされていないサービスや
ニーズは何かしらあります。
そこを満たしていけば
ビジネスとして成り立つ可能性は
十分にあります。
リサーチをしっかりすると、
たくさんのヒントとアイデアが見つかります。
つい思い込みで「これは売れる!」
と思いがちですが、
そのまま突っ走るのは危険です。
まずはリサーチをして、
小さくテストして反応を見ます。
反応がいいようなら、
徐々に規模を大きくしながら、
改善を重ねていきましょう。
原田正文