やってみないとわからない

世の中にいい商品やサービスを
持っている人はたくさんいます。

でも売り方がわからない…。

売り方がわからないがために、
多くの人に知られることなく、
そのうち消えていってしまう。

それはすごくもったいないことです。

しかし、
「うちの商品はこんなにいいんです!」
と声を高くして叫んだところで、
誰も見向きもしません。

誰もあなたの商品には興味がないんです。

興味があるのは、

それが自分の悩みを解決してくれるかどうか?
欲求を満たしてくれるか?

です。

あなたが自分の商品やサービスについて
熱く語りだす前に、まずは見込み客の
頭の中や行動を徹底的に調べてみてください。

彼らがどんな暮らしをしているのか?

どんなものを食べ、どこに行き、
何を買い、何を読み、何を検索しているのか?

どんな悩み、フラストレーションがあるのか?

あなたの商品やサービスが
それをどのように解決して
どんな未来を提供できるのか?

手に入れることで、彼らの生活や
人生がどんな風に変わるのか?

そこがイメージできなければ
人は行動に移しません。

一番いいのは、実際に
お客様に聞いてみることです。

アンケートを取ることもできますが、
アンケートでは本音は出にくいですし、
深掘りできません。

実際に会って話を聞くと
いろんなヒントがたくさん出てきます。

カスタマーサポートへ行って
そこに集まってくるクレームを
拾ってみるのもいいでしょう。

同じようなクレームが多いなら
そこに改善の余地がありますし、

その悩みを解決することができるなら
それは売れる可能性が高いです。

リサーチは大事とわかっていても
案外やってない人が多いです。

そして自分の思い込みで
「これは売れるはずだ」と思ってしまいます。

しかしこれは危険です。
独りよがりは禁物です。

とはいえ、

実際に何が売れるかは予測できません。

売れるだろうと思ったものが
売れなかったり、売れるとは
思っていなかったものが
大ヒットすることもあります。

世の中の流れでは必ず反動が起きます。

便利さや合理性が求められるなら、
逆の動きも生じます。

馬鹿らしいものや役に立たないものに
人は癒しを感じます。

ハンドスピナーなどそのいい例でしょう。

指で回転させて遊ぶだけの遊び物ですが、
いろんなバリエーションがあります。

ストレス解消にも役立っています。

もともとは、アメリカ人のお母さんが
重症筋無力症の娘のために開発したものだそうです。

特許をとったけど、更新料が払えず、
特許を放棄した数年後に、
全米で大ヒットし始めたそうです。

作ってすぐに大ヒットしたわけではありません。

最初に特許をとってから
20年近く経てヒットし始めています。

どこでどうなるかは
完全には予測できません。

徹底的に見込み客のリサーチをして
競合の商品リサーチもして予測は立てますが、
最後はやってみないとわかりせん。

たくさんタネをまいて、
芽が出てきたもののうち、
より元気よく伸びているものに
力を入れて伸ばしていきます。

多くの人は「うまくいくだろうか?」
と悩んで行動に移しません。

成功する人は

「やってみないとわからない」
「とりあえずやってみよう」

と行動に移します。

この繰り返しが大きな差となります。

つまりは、

悩むよりやれ!
とりあえずやってみる。

ということですね!

原田正文