本当のリーダーシップとは?

あなたはリーダーシップと聞くと、
何を思い浮かべますか?

リーダーシップと聞くと、多くの人が、
先頭に立ってみんなを引っ張っていく人や、
いろんな指示を与えて人を動かす人を
思い浮かべるのではないでしょうか?

しかし、

本当のリーダーシップとは
人を動かすことではない

とピーター・ドラッカーは言います。

リーダーの役割は、
人を自分に従わせようとするのではなく、

理念によって人が自発的に動くように
組織をマネジメントすること。

事業の成長が伸び悩む時は
トップマネジメント・チーム
が欠如しているとドラッカーは言います。

ワンマン社長でやっていけるのも
限界があります。

社長が必死で自分だけの力で
事業を動かそうとしていると、
どこかで無理が来て、
うまくいかなくなります。

最初は一人でマネジメントできて
いたとしても、企業が成長していくと、
いつかその規模を超えてしまいます。

すると、もう一人でマネジメントは
できなくなります。

そこで、ブレインたちによる
トップマネジメント・チームが
必要になってきます。

トップマネジメントは
チームによってなされるべきだと
ドラッカーは言います。

僕の周りにも優秀なスタップが
いてくれるので、そのおかげで
成り立っているようなものです。

自分一人ではとても無理です。

最初は自分一人ですから、
自分がやらなきゃ誰がやる?
という心持ちでがむしゃらでした。

でもあるポイントに達すると
今度は自分が握っているものを
手放していかないといけない。

いかに人に任せるか?
という課題がやって来ます。

ずっと自分でやってきていたら
人に任せることは勇気がいります。

でも事業を大きくしていきたい
と思うならそれは必須です。

子育ても、親が子供から自立しないと
いけない時期がやってきます。

子供が自分一人でやっていけるように、
親がいつまでも過干渉で、
手出し口出しをしていてはいけません。

映画を作るにしても、
監督だけでも俳優だけでもできません。

カメラマンや裏方さんやスタイリストや
その他いろんな人たちがいるおかげで
素晴らしい映画が出来上がります。

プロダクトローンチ一つ回すのも、
プロモーターやコピーライター、
コンテンツホルダーはもとより、

webデザイナー、映像関係、
IT関連業務、アフィリエイターなど
いろんな人の関わりがあります。

一人でできることなどたかが知れています。

鋼鉄王のアンドリュー・カーネギーは
自分は何もできないが、自分より
賢い人材を集めるのに長けていた
と言っています。

スティーブ・ジョブズも彼一人では
Appleの偉業をこなすことはできていません。

成功している人は必ず
他の優秀な人たちの助けを得ています。

大きな会社だからマネージメントチームが
必要なのではなく、小さな会社の時に
優秀なマネージメントチームがあるからこそ、
大きな企業に成長すると考える方が良いでしょう。

そんなことを考えながら
日々切磋琢磨しています。

自戒を込めて。

原田正文