「本番のことは覚えていない」のはなぜか?

原田正文です。

 

今までで自分が
「最高のパフォーマンスを出せた」
と言えるのはどんな時でしたか?

振り返ってみてください。

 

 

高校の部活の大事な試合、
バンドで演奏していた時、
会社でプレゼンテーションをした時、
夢中で絵を描いていた時、
チームでイベント開催した時、

など、
人によっていろいろあるでしょう。

誰でも人生で何度か
そういう経験をしています。

 

「絶対に成功させる!」
「絶対にヘマできない!」
という強い想いや、

好きで好きでたまらなくて
夢中になっている時など、

我を忘れて没頭していたと思います。

 

 

実はこの
「我を忘れて」
は大事なキーワードです。

 

思い出してください。

本番では「どうやってやるか?」など
方法や手順については
考えていなかったはず。

やり遂げると決めて覚悟したあとは、
ただ無心にやるのみです。

 

 

何も考えず、
無心でできるようになるためには、

自分の中にやり方を落とし込んで
無意識化しなければなりません。

 

プロがやっているのは
ほとんど無意識です。

 

サーフィンのプロは、
何も考えなくても波に乗れます。

だから、
大きな波が来た時に
動じずに乗ることができます。

本番でいちいち

「右足はここに置いて」
「左足はこうで」
「体重はここに乗せて」

と考えません。

 

 

よく、
スポーツ選手とか
俳優とかが

「本番中のことは何も覚えてない」

と言いますが、
やはりそれは無意識だからです。

 

 

 

無意識でできるようになるためには、
とにかく経験。
とにかく練習。

それしかありません。

 

ここをすっ飛ばして
結果を出すなんて不可能でしょう。

 

本番でやる一挙一動、
本番で話す一言一句、

すべてを暗記して
「考えながら」やろうとすると、

想定外のことが起きた時に
パニックになります。

 

ここぞというときに
最高のパフォーマンスを発揮するためには、

 

とにかく経験を積んで
無意識でもできるようになりましょう。

 

原田正文