「集客ができない」
「差別化したいが、強みがわからない」
「コンセプトがはっきりしない」
これらはよく聞く悩みです。
整体院、接骨院やコーチ、コンサルなどは
今ではすごくたくさんの人がやっています。
他とは違う自分なりの持ち味を
生かしたいけど、どうやって差別化
したらいいかわからない。
コンセプトが決まらないので、
軸が立たず、行動に迷いが出て、
悶々としている人。
この人たちに共通して言えるのが
自分の頭で考えている人が多いってこと。
自分が何を看板に掲げたらいいか?
を一番よく知っているのは、あなたの顧客です。
アンケートを取っている人はいますが、
実際に顧客にヒアリングをして
じっくりと話を聞いている人は少ないです。
自分のコンセプトや強みを見出したり、
差別化要素を見つけたいなら、
お客さんに聞くのが一番です。
なぜあなたの商品の購入に至ったか?
他にどんなものを購入しているのか?
どんな悩みを抱えているのか?
解決したら何が欲しいのか?
実際に話をすると、
いろんな情報を得ることができます。
自分が本当に欲しいものは何か?
に気づいていない人はたくさんいます。
痩せたいと思っている人は
痩せることが目的なのかというと
そんなことはありません。
痩せた後で、
着たい服が着れるとか、
自分に自信が持てたり、
恋人を見つけたいなど、
それらの願望を満たすために
痩せたいと思っています。
聞く側は、表向きの答えではなく、
本人さえも気づいていないかもしれない
裏の欲求に気づくことが大事です。
そしてそれが得られることを相手に
イメージさせることができたら
そのお客さんはあなたの商品が欲しくなります。
本人さえも気づいていない欲求を
見つけるには、その人が話すことより、
その人の行動を見てください。
治療院経営やエステ経営の方、
コーチ、コンサル、セラピストの方が、
ビジネス関係のセミナーや講座に来られる
ことはよくあります。
やりたいことはその専門の仕事ですが、
集客や経営がうまくいかないので
困ってビジネスを学びに来られています。
そういう人たちに何を提供したら
喜んでもらえるのか?
その人たちが本当に必要としている
ものはなんなのか?
そんなことをしっかりと聞いていくと
必要とされているものが見えてきます。
それを商品化すれば、
それがコンセプトとなり、
差別化となっていきます。
答えは市場にあります。
見込み客となる人たちが
どういう生活をして、
どういう不満やフラストレーションがあるのか?
日頃、どういうものを使っているのか?
その人になりきって、その人の生活を
シュミレーションしてみてください。
すると、必要なものが見えてきます。
スポットライトはお客様です。
自分が売りたいものではなく、
お客が必要としているものを提供すれば、
売らなくても売れる状態になります。
原田正文