人は誰かに決めて欲しがっています。

これはどういうことかと言いますと、

自分で決めたくない

ってこと。

自分で選んで決めて行動するのは
億劫なことです。

人に選んでもらえる方が楽。

だから占いが流行ります。

起業家は、自分で考えて
決断して行動します。

それができなければ
ビジネスはうまく回りません。

ここが会社員と起業家との
大きな違いになります。

とはいえ、会社員も与えられた
仕事をこなすだけとは限りません。

言われたことをするだけなら
誰にでもできます。

何が必要とされているかを察して
要求以上のことができると重宝されます。

いつも言われたことばかりをしていると、
”自分で創り出す力”を忘れてしまいます。

会社を辞めて起業したい人の中には、
ゼロから自分で何かを生み出す経験が
足りない人が多いです。

なので、何をしたらいいかわからない、
行動できないというところに
ぶち当たります。

会社員をしている時から自分で考え、
行動できるようにしていたら、
起業してもやりやすいです。

トップはトップで、社内に
その環境を作り出せるといいです。

自分の意志を押し付けるのでも、
思い通りに人を動かそうとするでもなく、

どうやったらみんなが自発的に
会社のことを考えて動いてくれるか？

そんな環境にするにはどうしたらいいか？

自分の成功体験があると、
ついそれに固執してしまいがちです。

部下が新しいアイデアを持ってきても、
「お前はわかっとらん」と
全く取り合わないと下が育ちません。

独りよがりの経営になると
どこか必ず見落としが出てきます。

未来の成功を邪魔するのは
過去の成功体験です。

言うことを聞いてくれる人よりも
一緒に未来を作り上げていける…

そんな人たちがいるとありがたいです。

そういう環境作りを心がけたいですね。

原田正文