「やりたいことがわかりません。」
「起業したいんだけど、何で
起業したらいいかわかりません。」
とよく聞かれます。
ある意味、いい時代になったなあ
と思います。
「やりたいことがわからない…」
と悩める時代だということは、
やりたいことをやってもいい時代。
もっと昔は、やりたいことなんて
考えている余裕はなく、とにかく
生活のために仕事をする時代でした。
やらざるを得ない中で、
やりがいのあることを見つけました。
結婚もそうでした。
見合い結婚、家と家の結婚で、
当人の意思など関係ないこともしばしば。
結婚した後で、その相手と
どうやっていくかを工夫しました。
今はやりたいことができる時代なのに、
なぜやりたいことをしないのか?
多くの人がやりたいことでは
稼げないと思っています。
なので、無難に給料がもらえる
仕事を選びます。
無難な生活を選ぶから、
日々退屈だったり、平凡だったり、
同じことの繰り返しだったり。
今の仕事をしていて、それなりに
安定した生活ができるなら、
そのままズルズルと過ごしていきます。
ぬるま湯に浸かっていたら
本気でやりたいことは見つかりません。
自分が情熱を注げることを
手当たり次第やってみるといいです。
いてもたってもいられなくなる
ぐらい興味のあること。
「自分がしなきゃ誰がする?」と
思えるようなこと。
なんでもいいからそんなものに
出会ってほしい。
ぬるま湯気分ではそれは見つかりません。
「やりたいことを仕事にしたいんですが、
ブラック企業みたいに働くはいやです」
なんて言っているうちは見つからない。
本当にやりたいと思ったら、
それぐらい働いて当然だから。
1日24時間ずっとそれに
時間を費やしても構わない、
そうしてもまだ時間が足りない、
と思えるぐらいのことに出会いたい。
まるで熱烈な恋愛のように
そのことだけを恋し焦がれて
命を捧げられると思えるほどのもの。
そんなことに出会いたいのなら、
まずは目の前のことに対して
それぐらいの情熱を注いでみるべきだと思う。
そうすることによってスイッチが入り、
そのエネルギーが本当に情熱を注ぎたい
ことを探し出します。
本気で向き合うことで、それは生まれます。
今、やる気スイッチを入れて、
今、本気で目の前のことに取り組んで、
真剣に考えぬいて、やれるだけのことをやる。
そうすれば、必ずやりたいことが見つかります。
自分のモードを切り替えることが大事です。
まずは目の前のことに本気で
取り掛かってみてください。
原田正文