自分の中の矛盾を減らすには?

経営者として成功されている方々に
お会いさせていただいたり、
これから起業しようという人たちにも
お会いする機会をいただいています。

たくさんのいろんな方に会って
思うことは、成功していようがいまいが、
結果が出てようが出てまいが、
みなさん、いろんなことを抱えている
ということです。

結果が出てない人は出てない人で
改善すべきところはたくさんあります。

結果を出している人は、順風万端で
うまくいっているかというとそうでもありません。

その人の成長段階に合わせた課題があります。

結果が出ている人、
例えば、経営で成功していたり、
お金をいっぱい持っている、

そういう人たちと話す時、
自慢話やうまくいっている話ばかりか
というとそんなことはありません。

うまくいかないことも
いっぱいあることがわかります。

人って本音と建前がありますから、
けっこう盛って話すときもあれば、
盛らずにそのままを話すときもあります。

もう十分成功されていてる方で
すごいレベルなのに、全然別なところで
問題を抱えていたりされます。

経営や仕事上の課題はさることながら、
案外普通なところで課題があったりします。

みんなができてそうで、
実はそんなにできてなかったりとか。

その他、恋愛や家庭のこととか。

そんな人がそんな風に問題を抱えているなら、
普通に生きている人たちはもっと抱えているし、
もっと弱いし、もっと矛盾を抱えています。

がんばりたいけどがんばれない。

本当はもっとできるはずなのに
やろうとしない、やる気が出ない。

やりたくない仕事してるけどやめられない。

など、とにかく矛盾の塊です。

そうやって矛盾が自分の中にあると
言動が一致しなくなります。

そのためか、言ったことを守ることが
できない人が多いです。

「やります!」と言いながらやらなかったり。

その時だけやる気になってたり、
とりあえず言ってるだけだったりで、
多くの人が言ったことを守れません。

言ったことを守って、それに沿って
行動していくと人間力が広がります。

なかなかこれができる人がいません。
学生さんとか特に。

社会人に大切なのは信頼です。

学生さんにも必要だけど、
社会人になったらもっと大切です。

口先だけで終わっていたら
信頼されなくなります。

人はやりたいと思っていないことは
なかなかやろうとしません。

口先だけで「やります」と言っても、
「こいつ、やらないだろうな」と見てたらわかります。

社会人の信頼は言葉です。
言葉を重んじることから始まります。

だから有言実行。

「やる」と言ったのならやる。
やるつもりがないなら言わない。

言ったことはちゃんとやること。

約束を守ることが基本です。

人はそういうところを無意識で
ちゃんと見ています。

原田正文