遠回りの法則

知り合いの経営者で、フランスで
日本食の飲食店をしている人がいます。

その人から聞いた話ですが、

そのレストランに、
謎のおばあちゃんがやってきたので、
その人(オーナー)が話しかけたんだそうです。

すると、昔、日本人の若者に
お金を貸したことがあるとのこと。

その若者に出会って仲良くなって、
その若者がおばあちゃんに、

「困っているからお金をくれ」
と言ったらしいんです。

おばあちゃんはそこそこの資本家で
お金が余っていたのでしょう。

この若者を救えるのなら
騙されてもいいと思ったんだと思います。

それでお金をあげたんだそうです。
あるいは、貸したのか。

でもそのまま忘れてしまいました。

そして20〜30年経ったある日、

おばあちゃんのところに、黒塗りの車がやってきて、
中からは大きくなったその少年が出てきたそうです。

その少年は、松下幸之助。

彼はおばあちゃんにお金を返して、
それからおばあちゃんは
ウルトラ資産家になったそうです。

実はこういうことはけっこうあるんですね。

だから僕もこういうことを意識しています。

採用とかもそうですけど、
条件だけを見たら、ヘッドハンティングしたり
引っ張ってきたりする方がいいです。

でも、
これから人生を変えていきたい
やる気はあるけど、、

という人はいっぱいいます。

そういう人を変えて胃てていったら
社会貢献になります。

それができる人が強いです。

みんな、最初から優秀なわけではありません。

最初はみんな、初心者だし、
へたっぴかもしれません。

けれども経験を積み上げていくことで
優秀になっていきます。

今から伸びていく人がやっていったら
結果、優秀になります。

みんな、いい種なんだから、
水やりをうまくすれば、
みんな優秀になり、きれいな花を咲かせます。

そうなったら最強です。

出会った人をみんなよくする
ことができたら素晴らしいですよね。

だから僕はそういう面で、
ボランティアや、短期的でなく、
中長期的なものに目を向けて、

気づきを得るチャンスを与え、
その人が成長できるように応援します。

ボランティアにしても、
困っている人に対しても、
自分ができることを精一杯するといいです。

そうすることによって、
新しい人生の扉が開きます。

自分にできることからでいいので、
短期的な結果ばかりを求めず、
中長期的なタネを蒔いていきましょう。

ボランティアをしてみましょう。

原田正文