何者でもない自分

なんでもできる人って、
自分が何者でもないと思っています。

いろんな経営者の方がいらしゃいますが、

自分はファッション関係だという人は、
例えば、自分はアパレル関係の経営者だと固定します。

飲食なら、自分は居酒屋のオーナーだと固定します。

しかし、それを固定しないのがポイントです。

別に、居酒屋で髪切ったっていいわけです。

自分は何者でもないとなると、執着がなくなり、
視界が広がり、アイデアが生まれてきます。

ビジネスの本質は、悩みを解決することです。

何かに悩んでいる人が多くて、
自分はその悩みを解決できそうと思う。

あるいは、
解決法を知っている人がいるなら、
その人を紹介する。

自分の身の丈レベルで淡々と
やっていけばいいです。

よく肩書きを決めなさいと
言われますが、何屋さんでもいいです。

何でも屋さんです。

できることをどんどんとしていってください。

いろんな中小企業の社長さんと会っていくうちに、

この人は成功するかしないかが
わかるようになりました。

成功へのノウハウはあります。

その通りにやってないからできないだけなんですね。

自分で方法を探して自己流でがんばると、
時間がかかります。

他の人がすでに見つけて成功した
方法を学ぶなら、時間が短縮されます。

人生は有限。
時間は刻々となくなっていきます。

何かを学ぶということは、
お金出して時間を買ってるんです。

誰かが20年、30年かけて得た
知識や経験をぐっと凝縮して、
数時間の講座で教えてくれることで、

あなたは時間短縮して、
その知識を得ることができます。

そしてそれを自分に当てはめて
自分のものにしていけばいいです。

自分を固定化しないことです。

なんでもできる。
なんでもある。

そう思っていると、何かチャンスが来た時に、

これはできる、これはできない、
と自分で勝手に判断しません。

とりあえずやってみよう。

で、やってみたら、思ったより簡単にできた。

こういう体験を増やしてください。

そうすると、なんでもできるってことが
わかってきます。

やる前から決めつけてしまわないことです。

原田正文