やってみないとわからない

昔、成功者っていうと、
タワーマンションに住んで、
高級車に乗っているイメージがありました。

何十階建てタワーマンションの生活が、
ステイタスになる、みたいな。

で、僕もビジネスがうまく回るようになって、
住んでみたけど、実は体調が悪くなりました><

成功者だったらタワーマンション!
と思って33階に住んだのですが、
1年も経たずに出てしまいました。

磁場のエネルギーが得られなかったというか、
田舎者なので、1、2階の方が安心するんですね。

なんか性に合いませんでした。

今は港区の住宅街で
ひっそりと暮らしています。

低くて広い、結構古いマンションですが、
広々と使ってて、周りも静かで落ち着きます。

憧れてやってみたけど
自分には合わなかった。

それはやってみたからわかるんですね。

欲は、いい悪いで判断せず、
自分でそれを想像してみて
いい気持ちになりそうだ、欲しいと思えば、
やってみればいいんです。

実際に、行ってみないとわからないし、
やってみないとわからない。

行ってみて、やってみて初めてわかります。

「やりたいことも欲しいものも特にないです」
という人に、「これ、あげますけど、欲しいですか?」
というと、「欲しいです」と言っちゃたりします。

欲に蓋をするんでなく、
欲を解放するようにしてみてください。

程度の問題なのですが、
やってみて初めて気づきます。

大きいとか小さいとか、
自分にはこれがあってるな、
ここがいいな、気持ちいいな

というところが必ずあります。

悶々としているということは、
その可能性をちょっと感じている
ということなんですね。

だったらその領域を広げてみて、

自分が左の位置にいるなら、
右の部分を拡張してみるとか、

右の部分を拡張しながら
左も拡張してみるとか、

そういった形でやっていくと
かなり幅が広がってきて、

自分の心地いいボジションが
わかってきます。

左右の良さ悪さがわかり、
左右の良さを感じれる人たちの
価値観もわかってきて、
受け入れられるようになってきます。

例えば、
「タワーマンションの暮らしがいいです」
という人の気持ちもわかるし、

「低層マンションの方がいいです」
という人の気持ちもわかるわけです。

雑多な定食屋がいいというのもわかるし、
ちょっと高級料理で、というのもわかります。

選べる幅の中にいる自分、選べる自分がいて、
心が安定化するポジションに
立ち続けることができます。

とりあえず欲を解放して、
感じてみること、やってみることです。

そうすると左も右も一緒になって
否定感がなくなって、どちらも愛せます。

自分の心地いいセンターライン、
安定したシーソーの軸が見つかり、
真ん中の起点をとることができます。

自分の心のシーソーを安定化させる、
左右、両極端を知ることをしていれば、

みなさんの人生もより豊かに、
価値観の幅が広がり、
誰とでも友達になれるような、
楽しい人生が生きられるのではないでしょうか?

いつも限界を止めているところを
ちょっと一歩前に出してみて、

そこで新しい世界を感じてみてほしいです。

原田正文