大人になっていくことは
どんどんといろんなものを
抱えることだなと思います。
子供の頃は遊ぶことが仕事。
学校に行くようになれば
勉強が大事になるけれど。
それでも放課後は
思いっきり遊んでました。
最近は、放課後も塾で勉強している
子供達が多いですが、机に向かって
ただ受け身に授業を聞いていても
結局身につきません。
自分からやりたい、学びたい
という意志がなければ、ただ無駄に
時間を過ごしていることになります。
大きくなるにつれて、知識や教養、
失敗したこと、成功したことなどの経験、
処世術や常識、コミュニケーションの仕方
などいろんなことを身につけます。
そこで、
自分はこうだ
こうすればうまくいく
これはうまくいかない
という価値観が出来上がっていきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「自分はわかっている」と思うな
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
僕たちは失敗することや
恥をかくことを恐れます。
そうならないために、いろんな作話をして
現実から目をそらします。
でもそれをしていると、自分が変われません。
「自分はわかっている」と思うと
もう学べません。
すでに学んだことから判断しますから、
新しい情報は入ってきません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■知らないことを知らない
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
僕たちはいろんなことを知っているようで
まだまだ知らないことが多いです。
痛いのは、
知らないことを知らない
ことです。
「俺は知っている」と思っていると、
そこで成長が止まります。
「知っている」ことに乗っ掛かり、
新たに学ぼうとしません。
それをしていると、
「まあ、いいや、こんなもんか」
と目の前の出来事をおざなりにして
しまいがちになります。
だからいったん「俺は何も知らない」
というところに自分を持っていきます。
知っている、聞いたことがある
と思うことも、白紙の状態に戻して
聞いてみると、新たな発見があります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■毎日を新鮮に生きる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
子供の頃は、出会ういろんな
出来事が新鮮でした。
それは目の前に現れることを
そのまま受け入れていたから。
アリを見つけても、
「これ、前に見たことある」
と知らん顔するのではなく、
「わー、アリが行列作ってる!」
と興味を持って新鮮な気持ちで
観察してました。
「もう知っている」
「こんなもんか」
「まあ、いいや」
と思ってしまえば、
たくさんの発見や学び、
チャンスを見逃します。
それを続けていると、
どこかでそのツケがやってきます。
ビジネスでは致命的なミスに
つながることもあります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今日できることは今日完了させる!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
やりたいと思いながら
やっていないことがあったり、
曖昧なまま放置していると、
それは足をひっぱるエネルギーになります。
「心残り」というやつです。
これはホコリみたいなもので、
放置しておくとどんどんとたまります。
そういう気持ちが溜まっていくと
ますます前に進みづらくなります。
やり残しが多い人生。
10年ぐらい経ってもまだ
「そのうちやりたい」なんて
思っていてエネルギーを取られます。
ならば、すぐやるか。
やらないと決めて捨てるか。
常に新鮮な気持ちで物事に向かうこと。
いい加減におなざりにするのではなく、
初心に戻った気持ちで、100%
そこに集中すること。
目の前にくるひとつひとつの出来事に
真剣に向き合えば、自分も成長できます。
その日にできることは後回しにせず、
その日のうちにやってしまいましょう。
一日一日ををスッキリ完了させることが
できたら、毎日を新鮮に迎えられます。
原田正文