なんで会社に行かないといかないのか?

原田正文です。

一般的な人は、

会社に毎日通勤する、
ネクタイを締める、
満員電車に乗る、

それが当たり前だと思って
疑おうともしません。

あなたがもしそう思っているなら、
もっと頭を柔らかくしましょう。

会社ってこういうもの。
お金を稼ぐってこういうこと。
こう振る舞うもの。
給料はこれくらい。

と思ってやっていると、
永遠にそのままです。

誰かに仕掛けられたことを
疑わずに鵜呑みにして、
人生を振り回されてしまいます。

でも大半の人が、
「それが普通」と思っているんです。

なんで働くときはスーツなのか?
なんで会社に行かないといかないのか?
なんで給料は上が決めるのか?
役員ってなんだ?

それをとことん考えて、
作られた会社があります。

ブラジルのセムコ社という
会社なのですが、
ここにはルールがほとんどありません。

会社に行っても行かなくてもいい。
何時に行ってもいい。
世界のどこにいようが構わない。

業務フローがない。
長期計画や事業計画書もない。

経費をいくら使ってもいい。
海外にビジネスチャンスがある
と言って、
勝手にビジネスクラスに乗って
行ってもいい。
(それが部下でも)

経費を承認するところもないし、
チェックもない。
役員やCEOとかもいない。

どの部署に行ってもいいし、
働き方はパートでも正社員でも
自分で選んでいい。

手を上げて社長に相談すれば、
新規事業を作れる。

上司が必要かいらないか、
それも自分で決めていい。

おまけに、
会社のミッションもビジョンもない。

給料も自分で申告。

そんな会社があると知ったときは、
僕も驚きました。

でも本当に驚くべきことは、
ルールがないってこと以上に

そんな会社が何十年も続いていて、
数千人の従業員がいて、
売上もあがっている、

ってことです。

そんな会社だと、
働かずにサボったり
部下がお金を使いまくったり
するんじゃないか?

と普通は思ってしまいますが、
売上は1000億円です。

アメリカの大手と業務提携してる
ちゃんとした会社です。

なんで成り立っているのか?
世界中の経営者が驚いてます。

そんな会社が成り立っているんだと思うと、

「働くとはこういうことだ」
と決めつけるって
本当に勿体無いと思いませんか?

もちろん実際は、
ルールがない会社なんて
簡単に作れるものではありません。

一人一人が高い意識を持って、
自分の行動に責任が持てないと
成り立たないです。

だけどもうすでに
そういう環境が完成されているから、
そこに入ったら
みんな自分で自制するんです。

会社に行かなくてもいいけど、
だからってサボる人は
会社にいられません。

自分で自分の約束を守れる人だけが、
やっていけるんですね。

当たり前と言われていることに
なんでそうなのか?本当なのか?
と、疑問を持つ。

そして自由なスタイルを手に入れたいなら、
自立して自分を律することです。

いくらでも可能性はありますから、
視野を狭めないようにしましょう。

原田正文