蜃気楼を追いかける

原田正文です。

「蜃気楼」
って知ってますよね。

砂漠の向こうに、
存在しないはずの街が
見えたりする現象です。

あるように見えて、
実際はない。

「成功」も蜃気楼と同じだな
って思います。

成功に向かって進んでいくけど、
いざそこにたどり着いてみても
成功ってものは掴めません。

高級車を乗り回す、
贅沢なディナーをする、
年収が何億だとか、
本を何冊も出すとか、

モノで示すことはできるけど
それ自体が成功かっていうと
疑問です。

たとえ質素な暮らしでも、

奥さんや家族と
仲良く幸せに生活しているのは
成功じゃないのか?

サラリーマンだとしたって、
週末は趣味の釣りに励んで
充実した毎日を送っているなら、

これだって成功でしょう。

逆に言えば、

いくらお金が稼げるようになっても
気持ちが満たされない人は
大勢います。

僕も20代のときは
成功を追い求めてきましたが、

今となると
「何をもって成功と定義できるのか?」

よくわからなくなることもあります。

その人が満足できてれば、
それって成功じゃないか?

でも世の中のほとんどの人は、

「いくら稼いでる」
「事業が成功してる」
とか、そういうのを成功と呼んでます。

一体どの基準を超えれば
「成功者」なのか?

それを考えると、

僕らは存在しないものを
必死で追いかけているだけ
なんじゃないか?

って思います。

だから、成功は蜃気楼です。

1つの目標が達成できたら、
また次の目標が現れます。

そうやって、
自己満足の追及を
し続けていくんです。

そこに、終わりはありません。

形がなく、終わりもない。
そんな成功=蜃気楼に向かって
日々生きている。

だから、
大事なのは過程だなと思います。

結果を得ることも大切ですが、
その過程で起こる
いろんなことに向き合っていくこと。

それが人生の醍醐味と思います。

結果がいいものでも悪いものでも

蜃気楼を追い求めて、
宝島を目指して進んでいれば、

きっとその過程で
いろんな経験ができます。
いろんなものを手に入れます。

だから僕は
成功に「形がない」「終わりがない」
としても、
同じ場所にとどまるより

死ぬまで挑戦、
死ぬまで進化、

それを貫いていきます。

あなたも諦めないでください。

原田正文