人を見抜く力

原田正文です。

仕事に真剣に向き合えば
向き合うだけ、
「人のことがわかる能力」
が身につきます。

僕は経営者ですから、
人を見ます。

一緒に仕事したいとか、
お給料をあげてもいいとか、

人を信じて投資します。

持ってきた話が本当か
胡散臭いとか、

この人、
自分を良く見せるためだけに
こんなこと言ってるなとか、

こいつウソだなとか、
だいたいわかります。

口ではこう言ってるけど、
実はこういうことなんだろうなって
すごく見透かせるようになりました。

次に起こる行動が読めたり。

こいつはなんかやらかすぞ、
と思えば案の定そうなるし。

そういうのがすごく多くなりました。

これは、人と超向き合っているから
わかるようになってきたのでしょう。

人としての本質を見ようとして、
「この人のベストはなにか?」
と常に考えています。

だからわかります。
悪気ないだろうな、とか
この人は絶対なんかやるな、とか。

人を見て、
人に投資をするのですから、
見抜く力が養われるのは
当然ですね。

人間関係の最終形態は、
「愛情」です。
愛情には損得がありません。

条件がないんです。

自分の友達、家族、
会社のメンバーにも
条件がなくなります。

その人そのものを見るようになります。

この人は
どうしたらもっと良くなるだろう?
と人間の成長として考えます。

そうなってくると、
普通ではできない判断が
できるようになってきます。

それは人の本質を見ようとしないと、
絶対にわからないものです。

どうやったらそれが身につきますか?

と言われても、
こればかりは経験しかないでしょう。

その人の本質を見ようと
全身全霊で向き合って、
それを繰り返して入れば
身につくものだと思います。

ただ、

自分をずるく守ったな、
認められたくて盛ったな、
とか分かっても、
それは言わずに見過ごします。

なぜか?

それは子供と一緒だから。

子供も、
親に気に入られたくて
ズルをしたり盛ったりしますよね。

でもそれって
悪気があるんじゃなくて、
そうやって人は
大人になるものだと思うんです。

だから、僕も見守ります。

人は強くありません。

みんな弱いし、
認められたいし、
一番って思われたい。

それを仕事で表現したり、
コミニュケーションで表現したり、
別な場所で表現したりします。

だから誰も悪くないんですね。

認められたくて、
愛されたくて生きています。

そこを理解できると、
見守ることができます。

人は、自分の「精一杯」を
その時その時に生きてます。

そこに判断も条件もいらないんです。

原田正文