アホの効用

真面目な人は一生懸命になりやすいけど、
時にはいい加減さも大事です。

何でもかんでもちゃんとやろうとすると
気が張って息もつけなくなります。

きちんとすべき時はきちんとし、
気を抜く時にはしっかり抜きます。

オンとオフのけじめをつける方が
体も休まります。

中途半端に休んだり、十分に
休息とらずに仕事をしてると
結局、効率は悪くなります。

罪悪感を持ちながら休んでたり、
無駄に忙しく動き回って
「忙しくしてます」ってフリして
自分を騙してたり。

みんなとうまくやろうと思うと、
緊張したり、ぎこちなくなります。

仕事上では礼儀もわきまえ、
やることはきちんとするけど、
プライベートならもっと気楽な関係がいいです。

「あいつはああいう奴だから」と
その人がその人らしいことをしてたら
許される人っています。

同じことを他の人がしてたら
ムカついたとしても。

その違いは何かというと、
前者は当人が気にしてないから。

つまり悪気がない、無邪気ってことです。
だから憎まれません。

周りに迷惑がかかることは
やめてほしいですが、そうでなければ、
「あいつはあんな奴だからしかたないな」
というのは個性になります。

そして、その足りない部分は
それができる人がヘルプします。

お互いが自然にそのやりあいっこが
できる関係は最強。

普段はバカなことばっかりやっていても、
肝心な時にはちゃんと駆けつけてくれる。

何をしても、お互い許し、許される関係。

バカなことを一緒にやって
笑える友人がいると心休まります。

そこには何の損得勘定もないから。

相手に好かれたいとか、役に立とうとか、
考えてない。

どう利用しようか?という気もない。

腹の探り合いをしたり、
メリットだけを見て寄ってくる人は
気持ちのいいものではありません。

そんな人たちばかりだったら、
心が荒んでしまいます。

そうならないためにも
もっと自由に遊ぶことが必要です。

その心の余裕を持ちましょう。

結果出さなきゃって頑張っていると、
人生を楽しむことを忘れてしまいます。

まずは楽しむこと。

ストレスが溜まっているなら
しっかりと休養をとること。

休む時には徹底的に休むし、
アホになって遊ぶ。

仕事も楽しむから打ち込めるし、頑張れます。

イヤイヤ仕事をしていたら、
効率は悪くなりますし、ストレスがたまります。

目的重視になりすぎると、
楽しさを忘れて辛さばかりになります。

自分も楽しむけど、相手も楽しませる。

どんな時にも楽しさを見出せるように、
習慣づけていきましょう。

原田正文