目の前の楽な道と厳しい道

「目の前に楽な道と厳しい道が
 あるなら厳しい道を選べ」

とあなたはどこかで読んだり、
聞いたことがあるかもしれません。

僕もそう思います。

最近は生活が豊かになり、物に溢れ、
使い捨て商品も多くなりました。

電化製品は昔は修理して
使い続けましたが、

今では数年経ったら壊れる商品を
売ってしまっている始末です。

修理するよりも新品を買う方が
安上がりなので、新品を買って
しまいます。

壊れたら捨てればいいとか、
リセットすればいいという
感覚になっています。

そんな感覚なので、
楽な道と厳しい道があれば、
わざわざ茨の道を歩くより、
簡単に行ける楽な道を選びたくなります。

苦労する方にはいきたくありません。

SNSでもリア充を見せるのが
一般的です。

こんな苦労しました。
今、こんな辛い状態です。

というのを投稿しても
スルーされてしまいます。

しかし、映画やドラマ、アニメ
などを見ると、厳しい道を描く
ものが多いです。

スムーズにいくストーリーは
面白くありません。

なんども逆境にぶち当たったり、
災難が繰り返し訪れるような
波乱万丈なストーリーの方が
見てる側にとっては面白いです。

現実では楽したいと思っているのに、
エンターテインメントで見る分は
強い刺激を求めます。

始末が悪いのは、
バーチャルな仮想体験を
現実の体験と同一視して
やったつもりになってしまうことです。

海で泳いだことのない人が
映画で海を泳いでいる人を見て、

「自分は海で泳いだことがある」
と言ったとしても
「それは違うでしょ?」と思いますよね。

そういう勘違いがけっこうあります。

ビジネスをしたことないのに、
たくさんビジネス書や成功者の本を
読んで、自分は起業して成功した
気分になっているとか。

昔、自分もそんな時ありました><

実際にやってみるのと、
知識で頭でっかちになっている
のとでは全然違います。

夢は大きく持った方がいいですが、
行動が伴ってないとただの夢想家です。

ビジネスで成功したいと思うなら、
ハードルの高いところに現実的に
飛び込んでいきましょう。

どんどんと自分の枠を外し、
マインドブロックを取り除いて
いくことが大事です。

楽な道を選んでいては
自分の枠は外れません。

常に現状突破を試みて、
新しい挑戦をし続けることです。

そうすることで
自分が鍛えられます。

厳しい道をあえて選んでいたら、
どんな逆境においても、
果敢に向き合い、耐え忍び、
切り抜ける力を養うことができます。

そしてその力は、あなたを
成功に導いてくれます。

原田正文